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報道資料

平成23年7月5日
九州総合通信局

「ホワイトスペース活用によるUHF帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会」の開催


 九州総合通信局[局長:児玉 俊介(こだま しゅんすけ)]は、平成23年度において「ホワイトスペース活用によるUHF帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会」を開催します。

背景・目的
   深山間部等のいわゆる究極のブロードバンド・ゼロ地域における伝送システムの構築に当たっては、平野部の場合と相違して、有線による伝送システムはもとより、電波の直線性が強く到達距離も短い既存の無線アクセスシステム(2.4GHz帯、5GHz帯など)では設置が高コストとなりがちで、伝送路の整備がなかなか進まない要因となっています。
 このような地域においては、複雑な地形や建物等の遮へいをある程度回り込む性質を持つUHF帯周波数の電波を用いた広帯域無線伝送システムの構築が有効と考えられますが、この周波数帯は、放送局や携帯電話など様々な無線システムにより極めてちゅう密に利用されており、周波数の確保が困難とされてきました。
 そこで、この調査検討会では、UHF帯のホワイトスペース(放送用などある目的のために割当てられているが、地理的条件や技術的条件によって他の目的にも利用可能な周波数)を活用した広帯域無線伝送システム構築の可能性を検討することとし、地形や建造物を原因とする見通し外地域への伝送品質などを測定し、既存の無線アクセスシステムと比較・検証してその利用可能性を探ることとしています。         
   
調査検討会構成員   別紙1
   
調査検討会概要   別紙2
   
スケジュール等
   平成23年度第1回調査検討会は、平成23年7月12日(火)13時30分から宮崎公立大学地域研究センター(※)研究室にて開催し、平成24年3月を目途に報告書を取りまとめることとしています。
(※)宮崎県宮崎市船塚1丁目58番地(凌雲会館2階)

【別紙1】調査検討会構成員
【別紙2】調査検討会概要

    

連絡先:無線通信部企画調整課 096-326-7890