【地域情報化】
第3編 東北における地域情報化への取り組みと事例
第1章 全県的な情報ネットワーク構築への取り組み
第4節 秋田県
秋田情報ハイウェイ基幹通信回線網の整備概要
1 概要
高度情報化に対応し、行政サービスの高度化、地域住民の利便性向上、地域経済の 活性化を図るとともに、情報の県内地域間格差の解消を図るため、高速・大容量の通信 基盤を段階的に整備する。
(1)
基幹通信回線網として、情報センター(県庁第2庁舎)と各拠点(地方総合庁舎・大館総合事務所)間を結ぶ高速・大容量回線網を整備する。
(2)
域内で積極的に情報化を進める市町村等に対し、市町村、家庭までの高速通信アクセス網の整備を支援する。
(3)
全市町村、家庭までの高速通信アクセス網を完成させる。
2 基幹通信回線網の整備
(1)
データ以外に動画像や超高精細画像等を利用するマルチメディアに対応できる高速・大容量の通信が可能なATM方式によるネットワークとする。
(2)
情報センター及び各拠点を、市町村、教育機関、試験研究機関、企業等との新たなネットワーク接続が可能なアクセスポイントとする。
(3)
基幹回線整備とともに、総合教育センター、図書館、試験研究機関等を接続する回線を強化する。
(4)
電気通信事業者の専用線サービスを利用する。
3 秋田情報ハイウェイに組み入れを想定しているシステムの状況
(1)
行政情報ネットワーク
国、都道府県、市町村をネットワークで接続する総合行政ネットワークの構築に向けて、13年度には国と県とを接続し、15年度には市町村までの専用線接続に切り替え、回線を増強する。
(2)
県立大学ネットワーク
秋田・本荘キャンパス間を、独自回線から情報ハイウェイに変更する。
(3)
美の国秋田ネット
県民利用端末の接続を情報ハイウェイに組み込むほか、公民館や道の駅等の公 共施設やボランティアグループがインターネット接続閲覧できるようアクセスポイントを増強して、県民がどこからでも情報を閲覧できる環境を整備する。美の国秋田ネットのインターネット回線を6Mbpsに増強する。
(4)
教育ネット
総合教育センターを情報ハイウェイに組み入れ、情報ハイウェイの各拠点にDA1.5Mbps、DA128Kbps、INS64Kbpsの接続口を設け、県立学校は14年までに1.5Mbpsで接続するなど、すべての学校で利用しやすい環境を整備する。
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