総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【地域情報化】
“e”からはじまる未来の東北
第3編 東北における地域情報化への取り組みと事例
第5章 各種調査研究


まちづくり情報化検討委員会の調査研究報告

―岩手県一戸町における情報化推進方策を提案―

 東北総合通信局及び東北情報通信懇談会は、平成11年9月に「まちづくり情報化検討委員会」(委員長:渡邊孝志 岩手大学工学部教授)を設置し、岩手県一戸町を対象とした地域情報化の推進方策について検討してきましたが、平成12年10月25日の最終委員会を経て、1年間の検討成果として報告書を取りまとめました。
 本委員会は、平成11年3月に東北総合通信局が取りまとめた「東北地域の情報化の推進方策に関する検討委員会報告書」(委員長:野口正一 会津大学学長)の提言のうち、地域独自での具現化の可能性を検討したもので、報告書においては、一戸町における地域特性及び情報化を取り巻く環境変化を踏まえた行政情報システムとアクションプログラムを提案しております。
 この検討結果が実施されることにより、一戸町の行政情報化がさらに進展し、地域の活性化に貢献できるものと期待しております。また、管内の地方公共団体が地域情報化を取り組む際の参考になるものと考えております。

1.まちづくり情報化検討委員会の概要

〔構成〕
 委員長  岩手大学工学部情報システム工学科  渡邊 孝志 教授
 委員   一戸町長、岩手県二戸地方振興局、二戸地区広域行政事務組合、一戸郵便局、生活協同組合連合会、NTT東日本、富士通(株)、日本電気(株)、松下電器産業(株)、(株)東芝、(株)日立製作所、東北情報通信懇談会、東北総合通信局
〔検討状況〕
 平成11年9月から6回の委員会を開催し、以下の項目について検討。
 (1) 地域情報通信システムの構築に係る検討
 (2) 地域課題の解決にあたっての情報通信の活用と留意点の検討
 なお、検討経過を踏まえ、地元の意識醸成のためのパソコン教室を開催。

2.調査研究報告書の内容
 (1)  一戸町の概要と情報化の現状
 住民の情報化に関する意識調査(アンケート調査)結果
 (2)  地域情報化を取り巻く情勢
 国・県における地域情報化推進のための施策及び情報通信技術の動向
 (3)  市町村における業務と行政情報システム
 市町村における行政課題と情報化システムの先進的な取組み事例を紹介
 (4)  一戸町における行政情報システムの方向
 地域インターネット導入促進事業によって構築された基幹システムの概要、及び一戸町の行政課題並びに総合開発計画に対応し、基幹システムを発展させた情報化システムの方向性と具体的システム構成の提案(11システムを提案)
 (5)  アクションプログラムと今後の課題
 行政情報システムの構築スケジュールと構築に向けた課題の整理


《一戸町・電子自治体の近未来図》
一戸町・電子自治体の近未来図


《関連URL》
○東北地域の情報化の推進方策に関する検討委員会報告書
 http://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/hodo/PressText/h1101-03/110308jo3.html
○まちづくり情報化検討委員会報告書(要約版)
 http://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/chi_jo/index.html



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