平成12年版 通信白書

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第1章 特集 ITがひらく21世紀

コラム4 GPSを利用したモバイル通信サービス

GPS内蔵の携帯情報端末に携帯電話等を接続して、各種情報を取得

 GPS(Global Positioning System:全世界的衛星測位システム)は、低軌道周回衛星を利用して正確な軌道と時刻情報を取得することにより、 現在位置の緯経度や高度を測定するシステムである。既に実用化された代表的なサービスには、カーナビゲーションシステムがある。
 11年度においては、GPSを利用したモバイル通信サービスが新たに開始された。具体的には、GPS機能内蔵の専用携帯情報端末を利用することにより、現在位置を把握することができるもので、さらにGPS内蔵の携帯情報端末を携帯電話・PHS端末に接続することにより、周辺地域の地図情報、店舗情報等の配信が受けられるサービスである(図表1)、2))。11年度末現在、NTTドコモグループ及びエプソンが専用携帯情報端末によるサービスを提供しており、ともにGPSの位置情報に加え、接続した携帯電話・PHSを活用して精度を向上させている。また、携帯電話・PHS経由でインターネットに接続が可能で、ホームページを閲覧したり、電子メールの送受信にも活用できる。

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※ 「Locatio(ロカティオ)」は、ISP「i-Pointネットワ-ク」に接続して、現在位置周辺の情報の提供を受けることができる。
  図表2)は「コンテンツ検索サービス」の提供時の液晶画面。

 
 


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