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株式会社アラタナ in 宮崎県

「宮崎⇔東京」の二地域就業による社員の行き来が社内に刺激をもたらした

vol.02
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ECサイト構築、WEBマーケティングをはじめとしたECに関わるすべての領域でサービスを展開する株式会社アラタナ。ベンチャー企業として 2007年5月に設立され、いまでは800社を超えるクライアントの支援を行っている。2015年にはスタートトゥデイグループに参画し、東京(表参道)オフィスとの二地域就業や、東京-宮崎の『デュアルライフ採用』の取組をスタートするなど、ますます事業規模を拡大させている。取締役経営管理本部長(CHRO)の舩山展丈(ふなやまのぶたけ)さんに、アラタナが歩んできた道と今後の展望を聞いた。

二地域就業・サテライトオフィス設立のきっかけ

人間的に豊かな生活ができる、地方の魅力に気づいた

私がアラタナにジョインしたのは2014年です。関東生まれ、関東育ちの自分が、宮崎を拠点に生活するとは想像もしていませんでした。アラタナは、宮崎県にある都城高専を卒業した濵渦伸次(はまうずしんじ)と穗滿一成(ほまんいっせい)が立ち上げた会社です。高専を卒業した同級生の多くが大手メーカーに就職し、どんどん宮崎を出ていってしまう。その現実をみた 2 人が「宮崎に魅力的な会社があれば優秀な人材は流出しないはずだ。ないなら作ろう」と考えたのがきっかけでした。そこに、同じ課題意識を持っていた現在の代表・山本稔(みのる)が加わり、「宮崎に1000 人の雇用をつくる」を企業理念にスタートしました。
一方、私は新卒で入社した前職のリクルート社で、求人誌の立ち上げのため地方を転々とする生活を続けていました。そこで実感したのが、「地方の方が、人間的に豊かな時間をすごすことができる」ということでした。食事はおいしく、空気はキレイ。満員電車の通勤に往復 1 時間以上かけることがなく、時間の使い方がとても健全です。私はサーフィンが趣味なので、“海まで車で10分、職場は徒歩圏内”という環境に感激しました。東京がすべてだと思っていた頃は想像もしなかった“当たり前”が、東京から飛行機で1時間ちょっとの場所にあることを社会人になってから初めて知ったのです。前職の同僚である山本との縁や、採用や新規事業開発に携わってきた実績から、アラタナに貢献できることがあるのではないかと考え、入社に至りました。

サテライトオフィスがもたらしたもの

9割が東京本社のお客様。でも、業務上の不便は何もなかった

現在、アラタナのお客様は約800社。その9割が東京に本社を置く企業です。しかし、物理的距離があることで業務上のやりにくさを感じることはほとんどありません。社員の半分がエンジニアで、ECサイト構築やWebマーケティングのサポートを担うという事業特性上、ペーパーレスは当たり前ですし、クラウド化されたITツールを駆使して仕事を効率的に進める社内風土が進んでいたからです。
お客様との打ち合わせは、メールや電話、テレビ電話が中心で、資料の共有は専用のストレージを介して行います。お客様はネット上での販売をされていて、ユーザーと直接顔を合わせない事業特性なので、「わざわざ訪れて会うのはコストになる」という感覚をお客様も持っています。業界に関わらず、その“コスト感覚”は広がっていると思いますが、ECサイト事業だからこそ、リモートのやりとりは始めやすかったかもしれません。
新規でお問い合わせをいただくお客様には、当社が宮崎にあると気づかずに話を進めるケースも少なくありません。サイト構築や Webマーケ戦略に関するアウトプットがしっかりとできていて、お客様に価値を提供できていれば、直接会うかどうかは大きな問題にはならないと実感しています。
2015年からスタートトゥデイグループに参画したことで、大手アパレルメーカーを一手に任されるなど、案件の規模が拡大しています。グループ会社3社が集まっている表参道オフィスができたことで、営業やWebディレクターの他、開発に携わるエンジニアも、東京と宮崎を行ったり来たりする二地域就業が始まっています。
私の主観ですが、一つの拠点でずっと働いているメンバーより、行き来が多く、都会と地方の双方から刺激をもらっているメンバーの方が、イキイキと働いている気がするんです。お客様と直接やりとりしながら開発する経験は、エンジニアとしての成長を考えれば、絶好の機会。実際に、東京との行き来が増えたことで、お客様のニーズを客観的に考えようとする外向き志向が増え、社内の活性化につながっている気がします。

サテライトオフィス成功の秘訣と今後の取り組み

成長できる職場環境を整えることで、宮崎での1000人雇用を実現させていく

現在、アラタナの社員は130人。そのうち6割は宮崎県出身者、残り3割は九州の他県出身者、1 割が九州以外からの移住メンバーです。社員の定着率を考えると、県内出身者を積極的に採用していきたいというのが本音です。「東京でエンジニアとして働いていたが、宮崎に U ターンを考えている」方は当社にとって貴重なターゲット層であり、当社の「東京と同じレベルの仕事を、宮崎にいながらにしてできる」ことは、彼らにも大きな魅力になると思っています。「宮崎(地元)に戻る」のは、「リタイアして隠居する」ことと同じだというイメージを持っていてUターンを敬遠する人もいるかと思いますが、当社でならエンジニアとしての成長が止まらないばかりか、ますます成長できる環境があると言えることが大切なのです。
エンジニア採用を手がけてきて分かったのは、彼らにとって、「学べる環境、刺激を与え合える仲間がいる」ことが、職場選びにおいて非常に重要な要素だということ。働き方の多様性を叶える二地域就業が、優秀な人材にとって魅力となるならば、ぜひ続けていきたいと思っています。リモートワークも導入しており、現在はプログラマーとデザイナーの2人が、本社とチャットツールでやりとりしながら業務を進めています。さらに今後は、技術力を高め、スキルアップにつながる副業であれば、認めるように就業規則を見直す予定です。メンバーの学ぶ意欲をサポートできる体制へと、どんどん進化することで、「宮崎に1000人の雇用をつくる」を、実現させたいと思っています。

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