総務省では、通信・放送機構(TAO)を通じて、これまでの通信・放送研究成果を活用し、より高度な機能を持つ電気通信システムの研究開発を行うため、自治体、大学、企業等の協力を得て、マルチメディア・パイロットタウン構想、都市コミュニティ研究成果展開事業を実施します。
新たなライフスタイルを創造する多様なマルチメディア・モデルに対する需要を喚起し、21世紀の高度情報通信社会に向けた社会経済構造改革に貢献します。
1 マルチメディア・パイロットタウン構想(平成9年度から)
通信・放送機構が、これまでの通信・放送研究成果を活用し、最先端の技術を導入したマルチメディア・モデルを同時かつ面的な広がりを持って展開します。
2 創造的通信・放送システム開発事業(平成10年度第3次補正予算)
通信・放送機構が教育、交通、福祉等国民生活に身近なサービスの向上、コンテンツの円滑な流通を促進する汎用的なシステム構築技術についての研究開発を展開します。
3 都市コミュニティ研究成果展開事業(平成11年度から)
通信・放送機構が、上記の「マルチメディア・パイロットタウン構想」を拡充し、複数のマルチメディアモデルを一体的に展開します。
両事業では、関係省庁と連携し、通信・放送機構が協力自治体の整備・提供する研究開発フィールド(大学キャンパス、農村ケーブルテレビ、住宅等)上で、高度な通信・放送システムの研究開発を実施します。
平成9年度
札幌市(マルチメディア・モデル市役所)
岩見沢市(マルチメディア・モデルキャンパス)
平成10年度
千歳市(マルチメディア・モデルキャンパス)
深川市(創造的通信・放送システム開発事業)
栗山町(創造的通信・放送システム開発事業)
平成11年度
岩見沢市(都市コミュニティ研究成果展開事業)
札幌市(都市コミュニティ研究成果展開事業)
マルチメディア・パイロットタウン構想のイメージ図
都市コミュニティ研究成果展開事業のイメージ図