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報道資料

平成21年3月19日
九州総合通信局

福岡県直方市の「地域コミュニティ用無線局」に免許
〜専用周波数による校区規模で利用する無線システムが全国で初めて誕生〜

 
 九州総合通信局[局長:武井 俊幸(たけい としゆき)]は、福岡県直方市から無線局免許申請のあった地域コミュニティ用無線局(基地局3局、陸上移動局1局)に対して、3月23日付けで免許を付与する予定です(システムの概要は別紙のとおり)。
 地域コミュニティ用無線局については、昨年7月に九州地方の周波数利用計画を改正し、九州オリジナルの無線局免許を可能としたところですが、今般、直方市がこの改正を受け、全国で初めて導入するものです。
 このシステムの導入により各区長等から地域住民へお知らせ等を行う場合の利便性が図れるとともに、地域住民の安心・安全の確保に役立つものと期待されます。
 既に他の市町村でも導入が検討されている他、多くの自治体から興味を示されており、今後、九州各地に普及していくものと期待されています。

  
地域コミュニティ用無線局の特徴

1. 専用の周波数を使用するため、従来、自治会の情報伝達に利用されてきた簡易無線に比べ混信のない通信を安定して行うことができます。
 

2. 従来の防災行政用無線を利用して、自治会のお知らせを行う場合には、自治会長等が市役所等に依頼し、市役所から情報伝達を行ってもらうことが必要でしたが、地域コミュニティ用無線を利用すれば、自治会長等が公民館に設置した無線機から直接、自治会の住民宅(戸別受信機)に情報伝達することができます。

3. 自治体の防災行政用無線やMCAと接続して使用することも可能なため、非常災害時等には、市役所から住民宅へ緊急情報や防災情報等を一斉に伝達することも可能です。


 

【別紙】直方市が導入する「地域コミュニティ用無線システム」の概要
【参考】直方市が導入する「地域コミュニティ用無線システム」のエリア図


 
連絡先:無線通信部陸上課 096-326-7857