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報道資料

平成22年5月20日
九州総合通信局

「猟犬等位置把握・検知用無線システムに関する調査検討会」の開催


 
 九州総合通信局[局長:野津 正明(のつ まさあき)]は、平成22年度において「猟犬等位置把握・検知用無線システムに関する調査検討会」を開催いたします。


1  背景・目的
   近年、農林水産業に多くの被害を及ぼしている野生鳥獣の生息分布域は全国的に拡大しており、野生鳥獣による被害は、人身への被害のほか、都市部も含めた住民生活の支えとなる地域の森林保全や農業に深刻な影響を与えています。このため鳥獣害対策として、狩猟が欠かせないものとなっています。
 この狩猟において、有害鳥獣の捕獲等に猟犬が使われることもあり、その猟犬の位置や周囲の状況を知るために、いわゆる「ドッグマーカー」といわれる無線機を取り付けて狩猟が行われています。その多くは、外国製やアマチュア無線機を改造した国内では使用できない違法な無線機であり、消防無線等の重要無線通信に妨害を与えるなどの被害を生じる事例が多くなっています。
 このようなことから、本調査検討会では、デジタル簡易無線などの既存無線システムを活用した「猟犬等位置把握・検知用無線システム」(以下「狩猟用ドッグマーカー・システム」という。)に必要な機能を整理し、手軽に利用できる安価な「狩猟用ドッグマーカー・システム」の無線局等の検討を行い、その普及策を取りまとめることにより、地域の安全確保、地域社会の活性化及び地域住民の生活向上のための電波利用を促進することを目的に開催するものです。         
   
2  調査検討会概要
   別紙         
   
3  スケジュール等
   平成22年度第1回調査検討会は、平成22年6月3日(木)13時30分から当局(※)5階会議室にて開催し、平成23年2月を目途に報告書を取りまとめることとしています。         

(※)熊本県熊本市二ノ丸1−4 合同庁舎2号館

【別紙】調査検討会概要

    

連絡先:無線通信部企画調整課 096-326-7890