報道資料
平成22年6月2日
九州総合通信局
受信障害対策中継放送を行う放送局に免許
〜九州管内初のギャップフィラー開局による地デジ難視聴の解消〜
九州総合通信局〔局長:野津 正明(のつ まさあき)〕は、本日、福岡県うきは市〔市長:怡土 康男(いど やすお)〕から申請のあった受信障害対策中継放送を行う放送局3局に免許しました。
地上デジタル放送のギャップフィラーの免許は、九州管内では初めてとなります。
この放送局は、地上デジタル放送の難視聴解消を目的に整備されるもので、無線共聴方式である「ギャップフィラー」を開局することで、地上デジタル放送の視聴が可能となります。
免許の概要及び放送エリアは別紙のとおりであり、平成22年6月18日の運用開始を予定しています。
同市で使用する無線設備は、適合表示無線設備(工事設計認証)であることから、簡易な免許手続によって予備免許及び落成検査を省略して無線局免許を付与したものです。
<参考> 1「受信障害対策中継放送を行う放送局」とは 地理的条件等により放送の受信障害が発生している地域において、放送事業者以外の者が、当該受信の障害を解消する目的で開設される放送局で、平成2年の電波法改正で導入されました。 2「ギャップフィラー(“Gap Filler”)」とは 「隙間を埋める」という意味であり、地上デジタル放送のカバーエリアの隙間となり、受信障害が発生している狭いエリア(およそ1〜2km四方)をカバーするために追加的に置局する極微小電力(50mW以下)の中継局。 3「適合表示無線設備」(工事設計認証)とは 電波法に定める技術基準に適合していることの証明(工事設計認証)を事前に受けた、小規模な無線局に使用するための無線設備のこと。 適合表示無線設備のみを用いる場合は、予備免許及び落成検査が省略されるなど、簡易な免許手続によって無線局免許が付与されます。 |
【別紙】免許の概要及び放送エリア図
連絡先:放送部放送課 096-326-7871