報道資料

別添

戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)平成22年度採択課題一覧

【地域ICT振興型研究開発】

課題名 研究代表者 概要 研究期間

中都市圏におけるマルチエレメントGAを用いた交通制御の研究開発
(資料1)

内村 圭一
(熊本大学大学院自然科学研究科)
車両の円滑な運行によって観光や商業を盛んにすることで地域に経済的な効用をもたらすことを目的として、信号機を有機的に制御する交通運行システムを構築するための技術・手法について、組合せ最適化問題の最適解を求める一手法である遺伝的アルゴリズム(GA)を独自に発展させたマルチエレメントGAにより研究開発を行う。車両の円滑な運行による渋滞の回避は低炭素社会の実現に向けたCO2総排出量の削減の効果も併せ持つものである。 2年

防災用多機能観測・転送システムの研究開発
(資料2)

山本 郁夫
(北九州市立大学国際環境工学部)
従来の有人ヘリや大型無人ヘリでの観測では実現できない安全で低コストな多機能観測・転送システムを、小型飛行ロボットと無線通信技術、ネットワーク技術を融合して開発し、ICT の普及が遅れている山間部での防災機能を実現する。将来は上空、海上、海中とで連携した広範囲な環境情報の計測に展開する。 2年

中小規模コミュニティ向けインフラ構築のための無線アドホックネットワーク実用化基盤技術の研究開発
(資料3)

木 宏
(株式会社ネットワーク応用技術研究所)
地方都市の商店街など中小規模のコミュニティが商店同士および顧客向けに提供するネットワーク接続インフラの構築・運用において、これを安価なコストで実施する手段としてアドホックネットワーク技術を用いた無線LANのエリア拡張手法に焦点をあて、単なる接続エリアの拡張にとどまらず、ユーザの通信速度やネットワーク全体のスループットといった実用的な性能を達成するために必要な基盤技術を研究開発し、実証実験による検証を行い、実用性の高いネットワークインフラ構築技術を確立する。 2年

【ICTイノベーション創出型研究開発】

課題名 研究代表者 概要 研究期間

4次元メディアシステムの研究開発
(資料4)

川崎 洋
(鹿児島大学大学院理工学研究科)
3次元データによる臨場感のあるコミュニケーションが待ち望まれているが、未だ実現していない。これは、3次元ディスプレイや、コンピュータグラフィクスなど「表現」するための技術が実用的となる一方で、3次元のデータをリアルタイムに取得するための研究が十分行われていないためと考えられる。そこで、本研究では、全く新しい3次元計測手法を応用して、ビデオ映像のように、時間的な推移も加えられた3次元形状情報を効率よく取得する、4次元メディアシステムの研究開発を行う。 3年
 
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