総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【地域情報化】
“e”からはじまる未来の東北
第3編 東北における地域情報化への取り組みと事例
第1章 全県的な情報ネットワーク構築への取り組み
第1節 青森県


基幹ネット(青森県基幹情報通信ネットワークシステム)

1 事業概要
  基幹ネットは、「だれでも!いつでも!どこからでも!」、県民の皆様が身近に情報を利用していただくための公共的なネットワークで、県や市町村等が運用している情報システムを県内10ヵ所にアクセスポイントをもつ全県的なネットワークである。県内どこからでも市内通話料金で、インターネット、パソコン通信及びFAXを利用して情報を入手することができる。
 また、青森市にある青森県観光物産館「アスパム」8階のセンターでは、県民が利用できる公共端末を設置し、研修等を行っている。

2 情報システム及びサービスの内容
 県民が、基幹ネットから利用できる主なシステムやサービスは次のとおり。
青森県公式ホームページ(活彩あおもり)
地域情報サービス(ハローNETあおもり)
活彩あおもり観光情報ネットワーク(アプティネットあおもり)
農業サービスネットワーク(アップルネット)
青森県学習情報システム(ありす)
青森県行政資料センターホームページ
青森県立図書館ホームページ
統計情報サービス(あおもり社会生活統計指標)
水産情報ネットワーク(マリンネット)
市町村ホームページ(県内67市町村のホームページを案内)
県民広場(画面から参加登録後、各コーナーで情報交流)


AI-NET(青森県情報通信ネットワーク基盤)

1 事業概要
 企業、大学、研究機関等のネットワーク利用型研究開発を促進し、県内の産業・経済の活性化と新規産業の創造を図り、もって雇用の創出に資することを目的に次の事業に取り組むものである。

2 情報システム及びサービスの内容
 国が整備する研究開発用ギガビットネットワーク(以下、JGN:JAPAN GIGABIT NETWORKという。)との県内接続環境の格差を解消するため、学術・産業集積地域である八戸−青森−弘前をATM網(50Mbps)で結び企業、大学、研究機関等に広く開放するとともに、青森県基幹情報通信ネットワークシステム等の幹線網として利用している。

※ 基幹ネット及びAI-NETのネットワーク構成図
基幹ネット及びAI-NETのネットワーク構成図


青森県地域イントラネット基盤整備事業

1 事業概要
 県庁内に大容量映像ライブラリー装置等を備えたセンター施設を整備するとともに、県内公共施設を高速情報通信ネットワークで結び、映像情報を中心とする情報流通環境として地域イントラネット基盤を構築し、学校のインターネット利用環境や高齢者・障害者への保健・福祉・医療サービスの充実、本県産業・経済の活性化、各種行政サービスの充実等を図る。

2 情報システム及びサービスの内容
 (1)  教育支援システム
 県内各地域の拠点となる県立高校7校にインターネットゲートウェイと校内LANを整備するとともに、共通基盤として整備するデジタルアーカイブシステムを活用して教育教材の配信を行うなど、情報教育の充実を図る。
 (2)  保健・福祉・医療支援システム
 高齢者・障害者等の相談窓口及びサポート機関となる福祉関連機関6カ所に、それぞれTV会議端末を設置し、相談者へのワンストップサービスを行うとともに、共通基盤となるデジタルアーカイブシステムを活用し、福祉関連機器の紹介や操作方法等の映像情報を配信する。
 (3)  産業支援システム
 既存の青森県情報通信ネットワーク基盤の接続装置を有する産業・学術拠点において、共通基盤として整備するデジタルアーカイブシステムを活用し、企業等が行う各種研究開発などに機材やコンテンツを開放することで、新規産業の創造を支援する。
 (4)  行政情報提供システム
 共通基盤として整備するデジタルアーカイブシステムを活用し、インターネットを介して各種行政情報を映像情報として提供する。

※ 青森県地域イントラネット基盤整備事業のネットワーク構成図
青森県地域イントラネット基盤整備事業のネットワーク構成図


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