総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【地域情報化】
“e”からはじまる未来の東北
第3編 東北における地域情報化への取り組みと事例
第2章 地域ネットワーク関連施策別の主な事例
第9節 その他


伊達町の概要(伊達ふれあいセンター)

1 概要
 町の保健センター、デイサービスセンター、在宅介護支援センター、図書館を併置した複合施設「ふれあいセンター」を中心に、各公共機関及び全住民宅へCATV網によりネットワークを構築し、各種住民サービスを集中的に行っている。

2 システムの特徴
 (1)  音声連絡放送システム
 各家庭に音声連絡装置を設置することにより、ケーブルテレビのシステムを活用して行う通信方法の一つである音声連絡放送を実施している。また、CATVネットワークを使った域内電話サービスもあわせて実施している。
 (2)  在宅健康管理システム・在宅ケアサービス
 血圧や簡単な心電図の測定機器を家庭に貸し出し、その測定結果をCATVネットワークを利用して保健センターに集める。そこで集約されたデータを基に保健婦や医師などが、健康に関するアドバイスを行うことができる。
 また、在宅ケアサービスにも活用されており、保健婦等が訪問の際に携帯カメラで撮影した映像を医師に送信し、介護指導を受けることもできるシステムとなっている。
 (3)  図書館ネットワーク システム
 「ふれあいセンター」内の図書館と、町内2公民館をケーブルで結び、各公民館に設置した端末で図書資料の検索・管理ができる。

3 導入の効果
 (1)  音声連絡放送は、グループ放送でグループ内に一斉に連絡をすることができ、会合等の事前連絡ができるため、地域活動の活性化につながっている。
 また、災害時等においては緊急放送として全家庭に連絡が徹底できることから住民の安心感につながっている。
 (2)  在宅健康管理システムは、健康に対する関心がより高まった。

4 事業費
 約 11,400千円



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