総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【地域情報化】
“e”からはじまる未来の東北
第3編 東北における地域情報化への取り組みと事例
第3章 東北における研究開発
第3節 研究開発用ギガビットネットワークの整備


1 ギガビットネットワークの概要

 21世紀における超高速ネットワークの実現に向け、通信・放送機構が、全国1O箇所のATM交換設備(高性能交換設備)を超高速光ファイバ回線(1ギガビット/秒以上)で結びギガビットネットワークを整備することが平成10年度1次補正予算によリ認められました。あわせて全国3箇所に共同利用型研究開発施設(光通信研究センター)を整備することも認められ、また、3次補正予算により共同利用型研究開発施設を2個所追加整備することも認められました。さらに、平成11年度第2次補正予算及び平成12年度補正予算により、接続装置の増設も認められています。
 平成15年度までの間、これらを広く研究機関、大学、行政機関、地方自治体、企業等に次世代インターネット等の開発のためのバックボーン回線として開放し、(1) ATM交換網における研究開発、(2) 共同利用型研究開発施設における研究開発を通じて、超高速ネットワークを用いた高度アプリケーションの開発や将来のテラビットネットワーク実現のための研究開発を行います。

(研究開発の例)
〈ギガビットネットワークによリ実現するアブリケーション例〉
 ・ 様々な言語の文章をネットワーク上で自動翻訳するシステムを開発
 ・ 地場産業とベンチャー企業とが高精度の電子力タログを共同制作し、全国に配信


2 接続装置

 研究機関等に対し、ギガビットネットワークへの接続の利便を図るため、ATM交換設備から支線を延ばし接続装置を設置します。接続装置は、全国54箇所に設置され、東北管内では、7箇所に設置されます。

(参考)
 ・ ATM交換機設備設置場所(1O箇所)
 札幌、仙台、つくば、長野、金沢、名古屋、けいはんな、岡山、高松、北九州
 ・ 共同利用型研究開発施設設置場所(5箇所)
 つくば、けいはんな、京都、岡山、北九州、
 ・ 東北におけるギガビットネットワーク接続装置設置場所(7箇所)
 岩手県立大学メディアセンター
 東北大学大型計算機センター
 仙台市情報・産業プラザネ!ットU
 会津大学情報処理センター
 八戸工業大学
 秋田県立大学システム科学技術学部(平成13年8月運用開始予定)
 慶應義塾大学先端生命科学研究所(平成13年8月運用開始予定)



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