ふるさと納税の活用事例

岡山県 吉備中央町 引退した競走馬のセカンドキャリア支援

 引退したサラブレッド(競走馬)のセカンドキャリアを支援するため、リトレーニングを行うことで、乗馬の普及・奨励に関する事業、馬との触れ合いを中心としたセラピーリゾート事業を広く国民に対し行い、社会教育の推進及び社会福祉の増進、地域振興並びにスポーツの振興に寄与することを目的としています。

 また、多くの現代人が抱えるストレスを解消する、癒しのまちづくり「メンタルヘルスタウン構想」の実現に向けて、吉備中央町に訪れた人にとって心の癒しとなり、ひいては、動物愛護の観点から、生きものに優しい町づくり、命を大切にする町づくりとして、PR効果による交流人口の拡大、観光集客の拡大にも期待しています。

  • 当法人リトレーニング馬の競走馬時代
  • ホースクリニシャン宮田朋典氏によるリトレーニング

注力した点や工夫した点

 多くの引退競走馬の現状を、競馬ファン・乗馬愛好家などへ向けて発信し、支援のきっかけづくりとなる関心を集めていくことに注力してきました。

 さらに関心を集めるため、競馬ファン以外にも活動を知ってもらう施策を展開しています。

取組の効果

 年間7,000頭が生産される競走馬の世界で、引退する馬は5,000頭と言われています。引退競走馬のセカンドキャリアを支援するため、これまでに150頭を超える引退競走馬のリトレーニングを行ってきました。このプロジェクトの資金の8割以上は、ふるさと納税の寄附金によって賄っています。SNSや動画サイト、ふるさと納税ポータルサイト等を通じ、この取組を発信しており、寄附件数は事業開始当初と比較して1.5倍近くまで増加しています。

  • 学校招待事業で生徒とふれあう卒業生のワンダーアシャード号
  • パカパカフェスタの乗馬体験の一コマ

住民の声

 もっと多くの馬たちが幸せになってほしい。馬を通じて、馬の周囲にいる人や生きものたちが幸せを感じてほしいです。

寄附者の声

 私たちが住むこの町で、素晴らしい取組が行われ、全国に広まっていることが誇らしいです。

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