ふるさと納税の活用事例

静岡県 地域でつくる子どもたちの新しい居場所の拠点

 静岡県では、子どもの居場所づくりに取り組む団体等を支援するため、新たなプロジェクトを募集・採択し、クラウドファンディング型のふるさと納税で資金を集めています。

 NPO法人静岡市子ども食堂ネットワークは、学校近くの公民館などで、子ども食堂を運営してきましたが、活動を通じて多くの方と関わる中で、子育て世代が抱える経済的・環境的な問題に直面するようになりました。

 子どもたちや保護者の相談を真摯に受け止め、解決に導くためには、何より安心して過ごせる居場所があり、また、施設を借りて定期的な活動をするのではなく、時間や日にちに左右されない常設の拠点が必要だと強く感じるようになりました。

 そこで、拠点となる場所を借り入れ、子ども食堂、学習支援スペース、コミュニティ活動スペースとして活用できるようリノベーション工事を行い、新しい居場所の拠点として整備しました。

  • リノベーション前の室内
  • リノベーション後の室内

注力した点や工夫した点

 子ども食堂の活動を通じて得られた子育て世帯が抱える課題や、寄附の使い道を具体的に示すことで共感を呼び、県内外から寄附が集まりました。

 今後も、活動報告をホームページで紹介するなど、寄附の成果や進捗状況が寄附者に伝わりやすいように取り組んでまいります。

取組の効果

 子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供するとともに、ボランティアや食材等を支援いただいている協力者の方も気軽に立ち寄ることができるようになりました。

 今後は、地域住民の方々が気軽に立ち寄れ、子どもたちと自然に交流ができる地域コミュニティの拠点の機能も果たすことができるようにしていきます。

  • 温かい雰囲気の中で食事をする様子
  • 静岡県ホームページに掲載している活動報告

住民の声

 子どもたちにとって大事なのは自然な人と人との交流、そして安心できる居場所です。成長過程にある子どもたちにとって心の休まる環境があるかないかはその後の成長に大きく影響してくるはずです。

寄附者の声

 気軽に立ち寄れる、人にやさしい居場所づくり。子どもたちのためには、こうした活動や取り組みが必要だと思います。

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