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地上デジタルテレビ放送エリアワンセグを行う実験試験局に免許 − 「ホワイトスペース特区」の先行モデルの実証試験を開始 −
平成22年8月25日
 東北総合通信局(局長:井澤 一朗)は、栗原市(市長:佐藤 勇)から申請のあった実験試験局に対して、本日付けで免許を付与しました。
 栗原市は、総務省の「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」において、ホワイトスペース(※1)活用の制度化等を促進するための「ホワイトスペース特区(※2)」の先行モデル(エリアワンセグによる災害情報等の配信)として、東北地区では唯一採択されました。
 この実験試験局は、エリアワンセグによる災害情報等の配信を行うにあたり、必要とされるカバーエリアを設計するための基本的調査や情報発信を行う際の運用に伴う問題点・課題を調査するなど、今後のシステム構築にあたり基礎的実験を行うために開設するものです。
 また、9月1日に栗原市を会場とする宮城県総合防災訓練において、同実験試験局によるデモンストレーション運用を行う予定です。
※1 ホワイトスペースとは、放送用などある目的のために割り当てられているが、地理的条件や技術的条件によって他の目的にも利用可能な周波数。
※2 ホワイトスペース特区は、それぞれの地域におけるホワイトスペースを活用したサービスやシステムの実現を目指して、研究開発や実証実験を実施し、制度化への反映やビジネス展開の促進を図るもので、その創設が同検討会において提言された。
実験試験局の概要
申請者 栗原市 (市長:佐藤 勇)
周波数及び空中線電力 665.142857MHz (45ch)  10mW
常置場所 栗原市栗駒総合支所内(栗原市栗駒)
免許の期間 平成22年8月25日から 平成23年8月24日まで
(参考)
 実験試験局は、科学若しくは技術の発達のための実験、電波の利用の効率性に関する試験又は電波の利用の需要に関する調査を行うために開設する無線局です。
(関連資料)
 ・「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」報告書の公表及び「ホワイトスペース特区」先行モデル決定
  https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_01000001.html
 ・あの震災を忘れない 平成22年度9.1総合防災訓練
  http://www.kuriharacity.jp/kuriharacity/contents/information/100901_bosaiknrn.html
連絡先
放送部放送課
TEL 022-221-0696
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