メッセージ

経済産業大臣

経済産業大臣 西村 康稔
経済産業大臣

西村 康稔

NISHIMURA Yasutoshi

 本年4月29日及び30日に「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」を開催します。

 世界は今、新型コロナウイルスの感染拡大や気候変動問題、ロシアのウクライナ侵略に端を発するエネルギー供給やグローバルサプライチェーンに迫る危機などの課題に直面しています。こうしたグローバルな課題に対応するとともに、安定的な経済成長を維持し、強靱なデジタル経済を実現していくためには、社会経済のデジタル化やデジタル技術を活用したイノベーションを強力に推進することが極めて重要です。

 こうした背景の下、G7デジタル・技術大臣会合においては、DXを通じた包括的な経済社会イノベーションの促進や、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の具体化の取組といった重要な事柄について議論します。

 特に経済産業省は、社会経済のイノベーションの推進に向けて、AI、IoT、ロボティクス等の新興技術の社会実装の進展に伴う、新たなガバナンスの在り方(Reg techの活用やアジャイルガバナンス等)を取り上げ、議長国として、G7で協調すべき政策分野や取組について、G7デジタル担当大臣間の議論をリードしてまいります。

 また、当該会合の公式セッションとして、大臣会合の前日にG7各国から官民のマルチステイクホルダーをお招きし、デジタル化に伴うガバナンスの新しい在り方など、新興技術に関連した新たな社会経済課題への対応について議論していただくべく「DXサミット」(※)を開催します。

 開催地である群馬県は、「3年以内に、日本最先端クラスのデジタル県を目指す」との目標を掲げ、デジタル人材の育成やイノベーションの創出などの先進的なDX推進の取組を進めており、まさに当該会合を開催するのに、ふさわしい場所です。

 経済産業省として、「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」の開催に向けて、全力で取り組んでまいります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

DXサミット公式HP https://initiatives.weforum.org/c4ir/dx-summit-jp