総務省四国総合通信局と四国コンテンツ連携推進会議、四国情報通信懇談会及び四国情報通信協力会は、3月12日(火曜日)に松山市の松山市男女共同参画推進センターにおいて、「四国コンテンツ映像フェスタ2012」の受賞作品の表彰式と「コンテンツセミナー in 松山」を開催しました。
「四国コンテンツ映像フェスタ」は、地域のデジタル動画コンテンツ制作者に発表の場を設けることにより、人材育成と地域コンテンツ(地域の情報を含んだコンテンツ)流通の促進を図ることを目的に、平成19年度から開催しています。今年度は高校生以下の方々にも積極的に御応募いただけるよう「18歳未満の部」を設け、6月19日から11月22日まで作品募集したところ、「18歳未満の部」を含めて63作品の応募がありました。
その後、応募のあった作品を12月18日から1月20日までインターネット上で公開して一般の方々に視聴と投票をしていただき、その中から高い評価を得た作品について、8名の審査委員が創造性、技術性および訴求力の項目で厳正な審査をおこない、最優秀賞、優秀賞、特別賞を決定しました。
表彰式では、白石 成人(しらいし なると)審査委員長(株式会社愛媛CATV常務取締役)からそれぞれの受賞者に表彰状及び協賛団体から副賞が贈呈されました。その後、受賞された方々から受賞の喜びの言葉などの御挨拶及び来場できなかった受賞者からのビデオレターなどの紹介がおこなわれました。最後に、地域などへの想いがたくさん込められた受賞作品を上映し、参加者全員で視聴しました。

表彰状授与の様子 |
その後、「コンテンツセミナー in 松山」と題して、3名の講師から御講演いただきました。
最初に、総務省情報流通行政局 情報通信作品振興課の山中 直弘(やまなか なおひろ)課長補佐から、「総務省における放送コンテンツ政策」と題し、放送コンテンツの海外展開の動向やコンテンツ流通振興政策について説明しました。

山中 直弘(やまなか なおひろ)課長補佐による講演の様子 |
引き続き、総務省情報通信政策研究所調査研究部 数永 信徳(かずなが のぶのり)主任研究官から、「メディア・ソフトの制作及び流通の実態に関する最新動向」と題して、メディア・ソフト市場の規模や動向について、最新の調査結果を説明しました。

数永 信徳(かずなが のぶのり)主任研究官による講演の様子 |
最後に、南海放送株式会社 大西 康司(おおにし こうじ)執行役員テレビ局長から、「地域コンテンツの魅力と可能性」と題して、地域コンテンツの三つの可能性(地域元気への可能性、全国発信の可能性、映画の可能性)について、実例を挙げながら御講演いただきました。

大西 康司(おおにし こうじ)氏による御講演の様子 |
セミナーに参加された方からは、「地方ではなかなか聞けない情報や、地域からの情報発信に役立つ内容で大変参考になった」など、好評をいただきました。
四国総合通信局では、今後も関係機関と連携しながら、デジタル動画コンテンツ制作者の育成と地域コンテンツ流通の促進を図るためにコンテンツ映像フェスタを継続して開催するとともに、デジタルコンテンツの流通促進を目的としたセミナーの開催を予定しています。
ぜひ多くの方々にコンテンツ映像フェスタへの御応募やコンテンツセミナーに御参加いただき、地域の活性化に向けたコンテンツによる地域からの情報発信などの活動に貢献していけるよう、四国総合通信局として関係機関と連携の上、今後とも積極的に取り組んで参ります。
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