平成22年1月14日
四国総合通信局
JGN2plus四国連絡協議会セミナーin徳島を開催
≪クラウドコンピューティング時代の学術シングルサインオン≫
四国総合通信局(局長:山本 一晴(やまもと いっせい))は、JGN2plus四国連絡協議会及び徳島大学と共催で、徳島県徳島市において、「JGN2plus四国連絡協議会セミナーin徳島」を下記のとおり開催します。
1 開催趣旨
学術機関におけるクラウドコンピューティング(以下、「クラウド」という。)利用の普及においては、利用の際の認証の利便性を高めることが必要であり、そのためには大学内外でのシングルサインオン(注意1)や認証機構の融合が今後の重要な課題となっています。取り分け学術機関における認証フェデレーション(注意2)の充実は、教育・研究の推進を加速させる鍵となる可能性があります。
また、高品質のネットワーク回線は、クラウド技術を支える重要な要素であり、その条件等については十分な検討が必要です。
本セミナーは、「クラウド時代の学術シングルサインオン」をテーマに、学術認証フェデレーションにおける最新の取組について御講演いただくとともに、各機関の情報通信基盤の将来や、バックボーンとなるネットワークの要件とJGN2plus(注意3)の役割などについて意見交換を行います。
2 開催日時
平成22年2月6日(土曜日) 13時から16時30分まで
3 開催場所
国立大学法人徳島大学 工学部 工業会館 2階 メモリアルホール
(徳島県徳島市南常三島町2丁目1番地)
4 セミナーの内容
(1) 第一部(基調講演)
【講演1】
演題:「クラウド時代の大学情報サービス」
講師:国立大学法人名古屋大学 情報連携統括本部 准教授 梶田 将司 氏
【講演2】
演題:「学術認証フェデレーションについて」
講師:国立大学法人京都大学 学術情報メディアセンター 教授 岡部 寿男 氏
【講演3】
演題:「Shibbolethによる学内外認証認可の実現」
講師:国立大学法人徳島大学 高度情報化基盤センター 准教授 松浦 健二 氏
(2) 第二部(パネル・ディスカッション)
【テーマ】
「クラウド時代の学術シングルサインオン≪高品質足回りネットワークの確保と課題≫」
【司会】大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授 曽根原 登 氏
【パネラー】
「CASによるシングルサインオン」(仮題)
国立大学法人名古屋大学 情報基盤センター 准教授 内藤 久資 氏
「クラウド等新情報サービスにおけるJGN2plusの可能性」(仮題)
独立行政法人情報通信研究機構 テストベッド研究推進グループ専攻研究員 河合 栄治 氏
「ShibbolethによるIDフェデレーション」
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授 山地 一禎 氏
「大学における学術クラウドの考え方」(仮題)
国立大学法人東京大学 情報システム本部 特任講師 安東 孝二 氏
「徳島大学情報基盤整備計画におけるクラウドの立ち位置」
国立大学法人徳島大学 高度情報化基盤センター 教授 上田 哲史 氏
5 対象者
JGN2plus四国連絡協議会会員及び一般(大学研究者など)
6 募集定員
定員100名
7 参加費
無料
8 主催等
(1) 主催
総務省四国総合通信局、JGN2plus四国連絡協議会及び国立大学法人徳島大学高度情報化基盤センター
(2) 協賛
独立行政法人情報通信研究機構(予定)及び大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所(予定)
(3) 後援
四国情報通信懇談会(予定)及びe-Knowledgeコンソーシアム四国(予定)
9 お申込み方法
平成22年2月2日(火曜日)までに、電子メール、ファックス又は電話で氏名、所属、連絡先(電子メールアドレス又は電話番号)をお知らせの上、下記連絡先までお申込みください。
定員に満たない場合は、当日参加も可能です。また、お申込みに対して、定員を超えるなど参加いただくことが困難な場合を除き、こちらから御連絡を差し上げませんので、あらかじめ御了承ください。
申し込みの受付は終了しました。
10 個人情報の取扱い
御連絡いただいた個人情報は、本セミナーを実施する目的以外には使用いたしません。
(注意1)シングルサインオンとは、一度の認証に成功すれば、設定された範囲で認証が必要なサービスの認証を省略可能とする仕組みです。複数のサービスを利用する際に、認証の手間を省き利便性を高めることができます。
(注意2)学術認証フェデレーションは、学術用の電子リソースを利用する大学や、同リソースを提供する機関・出版社等から構成された連合体です。各機関は、フェデレーションが定めたポリシーを信頼しあうことで、相互に認証連携を実現することが可能となります。
全国の大学等と国立情報学研究所が連携して、「学術認証フェデレーション(愛称:UPKI−Fed)」の構築・運用を平成21年度から本格的に開始しています。
(注意3)JGN2plus(ジェージーエヌツープラス)は、1999年のJGN、そして2004年のJGN2と継続的に発展を遂げてきた研究開発テストベッドネットワークの一つで、2008年4月から3か年の予定で運用、活動しています。
NICT(独立行政法人情報通信研究機構)が推進する新世代ネットワークの研究開発を支えるテストベッドとして、大手町ネットワーク研究統括センターにおける研究開発活動を支える役割を果たす主体であるとともに、先進的なネットワークの研究開発・各種アプリケーションの実証実験を行うテストベッドとして、一般の研究者にも広く利用いただける、オープンなテストベッドネットワークです。
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