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放送コンテンツの製作・海外への配信で地域の活性化に貢献
− アジア地域に向けた地域コンテンツの海外展開に関する実証実験を実施 −
平成22年10月20日
 総務省では、放送コンテンツを通じた地域経済の活性化と地域の放送コンテンツ製作力の再生・強化を目的として、地域発の放送コンテンツを継続的に海外に発信する機会を提供する実証実験を実施しており、東北地域から発信する地域コンテンツの企画提案(6事業)が決定し、番組製作が進められていますのでお知らせします。
1.施策の概要
 総務省では、地域の放送局や番組製作会社等が地方公共団体等と連携して地域の物産・観光資源等地域の魅力を紹介する放送コンテンツの製作を支援し、それらを海外の放送局等を介して継続的に世界へ発信する機会を創出する「地域コンテンツの海外展開に関する実証実験」を実施しています。
 実証実験では、全国11箇所の地域に分けて、地域を紹介する放送コンテンツ「地域コンテンツ」を製作、アジアを中心とした海外の放送メディアに配信するものです。
2.東北地域内での実施状況
(1) 実施体制
   東北地域の民間放送事業者(全22社)が中心となり、番組製作会社、社団法人東北経済連合会、東北観光推進機構及び東北6県の関係者で構成する地域組織「東北地域コンテンツ海外配信部会」が組織され、同部会において、地域から発信すべき情報の検討、海外に発信すべき地域コンテンツの募集選定等の活動が行われています。
(2) 地域コンテンツの製作
   海外メディアに対する配信は、中国、韓国、台湾を中心として、総務省から委託を受けた主体事業者によって秋以降の開始が計画されています。
 東北地域コンテンツ配信部会では、7月に発信すべき放送コンテンツの企画の募集を行い、8月、同部会内に設置された企画提案の選定のための第三者評価を行う検討会「地域コンテンツ検討委員会(委員長 岡田勲東北芸術工科大学大学院仙台スクール 教授)」において、東北地域から発信する地域コンテンツの企画提案(6事業)を決定しています。
 現在、放送対象国の放送基準等に関して当該国放送局との連絡調整を行いつつ、決定を受けた放送事業者により番組製作が進められています。
(3) スケジュール等
   11月頃から2月中旬頃までに順次放送を予定。
3.その他
 海外で放送された放送コンテンツについては、放送地域における視聴者の評価等効果検証を実施するとともに、本年度配信の完了後には、海外向け地域コンテンツの製作、展開を進めるためのノウハウや遵守事項、効果的な手法等をガイドラインとしてとりまとめることとしております。
 東北総合通信局では、今回の実証実験を通じ、東北地域の情報発信力やコンテンツ製作力の強化が図られ、コンテンツの新たな流通経路として海外市場の開拓等積極的な取組みが進められることを期待するとともに、新しい地域振興の形態として、事業成果の展開等に努めていくこととしております。
連絡先
情報通信部
情報通信連携推進課
TEL 022-221-0753
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