オーストラリア Australia

各市場の主な動向 :
主要基礎データ集 :
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市場の動向

インターネット・ブロードバンド市場

固定ブロードバンドの市場シェアは2013年度末現在、テルストラが約42%と最大であり、これに続くオプタス、iiNet及びTPGが各社15%前後のシェアで熾烈に争っている。

また、接続方式別の加入者数は、DSLが約479万であるのに対し、ケーブルモデムは約93万に留まっており、DSLが圧倒的多数となっている。また、NBN(後述)を含む光ファイバ接続の加入者数は約11万5,000であり、前年度比で約121%の増加である。

ブロードバンド加入者及び普及率(2009-2013年)

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
ブロードバンド加入者数(千) 5,092 5,375 5,412 5,611 5,839
ブロードバンド普及率 23.1% 24.0% 23.8% 24.3% 25.0%

出所:ITU World Telecommunication/ICT Indicators database June 2014

携帯電話市場

テルストラ、オプタス及び、ボーダフォン・ハチソン・オーストラリアの3社が設備を有する移動体通信事業を行っている。また、Virgin MobileやCrazy John’s等のMVNOが数多く事業を行っている。2013年度末の市場シェアはテルストラが43%、オプタスが28%、VHAが20%である。

LTEサービスについては、上記の設備事業者3社が2013年6月までに1800MHz帯によるFDD-LTEサービスを開始している。加えて、オプタスはWiMAX事業者のVividwirelessを買収、取得した2.3GHz帯によるTDD-LTEサービスも併せて提供している。また、オプタスは2014年9月から、テルストラは11月からシドニー、ブリスベン、アデレード等の主要都市を中心にLTE-Advancedサービスを開始している。

携帯電話加入者数及び普及率(2009-2013年)

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
携帯電話加入者数(千) 22,200 22,500 23,789 24,338 24,940
携帯電話普及率 100.7% 100.4% 104.6% 105.6% 106.8%

出所:ITU World Telecommunication/ICT Indicators database June 2014

固定電話市場

2005年度以降、加入者数、普及率は減少傾向で推移している。主な固定電話事業者はテルストラ、オプタスの2社であるが、テルストラの市場シェアは63%と大きい。なお、その他の事業者としてはiiNetやTPG Telecom等が存在している。

固定電話加入者数及び普及率(2009-2013年)

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
固定電話加入者数(千) 10,709 10,625 10,573 10,471 10,350
固定電話普及率 48.6% 47.4% 46.5% 45.4% 44.3 %

出所:ITU World Telecommunication/ICT Indicators database June 2014

放送市場

地上テレビ

地上テレビは2013年12月末にデジタル放送に完全移行した。伝送規格には欧州方式のDVB-T方式を採用している。公共放送ABC、及び商業放送の7ネットワーク、9ネットワーク、ネットワーク10が全国向けにSD放送及びHD放送を実施している。

有料テレビ

フォクステルがDTHとケーブルテレビにより放送している。フォクステルは競合事業者であったオースターを2012年5月に買収し、実質的に有料放送市場の独占事業者となっている。

重要政策動向

全国ブロードバンド網(NBN)計画

オーストラリアでは現在、「全国ブロードバンド網(NBN)」計画が実施されている。2009年4月より2013年9月までは前・労働党政権により、2020年までに国内の約90%の建造物に100Mbps超級のFTTHサービスを提供することを目標とし、その他10%を占めるルーラル地域や遠隔地域の建造物に対し、固定無線アクセスあるいは衛星通信による12Mbps級の無線ブロードバンドを提供する施策と併せて計画が進められていた。

2013年9月に現在の保守連合政権が成立した後も、NBN計画は継続されているが、事業計画は、(1)通信速度については2016年までに25~100Mbps、2019年までに50~100Mbpsを実現、(2)接続方式についてはFTTN(Fiber To The Node)方式に変更と、概して下方修正されている。なお、この変更により、NBN計画の総事業費は従来計画による約375億AUDから約204億AUDまで抑制されると説明されている。

保守連合政権は2013年6月末現在で、(1)NBNに接続済みだがサービスの開始されていない約6万6,000の建造物、(2)未接続だが接続契約を締結している約30万の建造物、については、予定通りFTTHでのサービス提供を実施する意向を示している。しかし、(3)ネットワーク整備の準備中である約64万5,000建造物、(4)ネットワーク整備計画のみである約90万建造物、についてはFTTN方式を採用するとし、2016年度中に約65%のネットワーク整備を完了させる計画を示している。

基礎データ集

国の基礎データ

政体

立憲君主制

面積

774万1,220㎢

人口

2,334万人(2013年)

首都

キャンベラ

公用語

英語

経済関連データ

通貨単位

オーストラリア・ドル(AUD)

会計年度

7月から1年間

GDP

1兆5,604億US$(2013年)

出所:World Bank, World Development Indicators Database

法律

通信 1997年電気通信法、2010年競争・消費者法、1992年無線通信法、1999年電気通信(消費者保護及びサービス基準)法
放送 1983年オーストラリア放送協会法、1992年放送サービス法、2010年修正放送(デジタル転換)法

監督機関

通信 通信省、オーストラリア通信メディア庁、オーストラリア競争・消費者委員会
放送 通信省、オーストラリア通信メディア庁
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