市場の動向

インターネット・ブロードバンド市場

複数のISPが参入しているが、政府系事業者Uzbektelecomが加入者基準で市場シェア9割を占め、光ファイバの全国拡大を進めている。

2020年に光ファイバケーブル製造会社Global Optical Communication Uzbekistan（GOC-UZ）がUzbektelecomと韓国GOC社の合弁事業として設立された。GOC-UZは年間5万kmのケーブル生産能力を持ち、ケーブルインフラの輸出も目指す。

固定ブロードバンド加入数及び加入率（2017～2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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移動電話市場

Beeline、Coscom、UMS、Uzbektelecom、Perfectum Mobileの5社が存在する。加入者シェアで首位のCoscomが約3割を占め、BeelineとUzbektelecomのシェアが25％前後で上位3社の競争が熾烈である。

5Gは2022年末時点でCoscomがタシケントとサマルカンド、UMSがタシケントでの商用サービスを提供している。

移動電話加入数及び加入率（2017～2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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固定電話市場

PSTN網が支配的であり、VoIPの割合はまだかなり低い。政府系のUzbektelecomが、実質的に市内・長距離・国際通話サービス市場のシェアの大部分を占めている。Beeline、East Telecom等複数の事業者が存在するが、現時点では首都以外では競争力を持つには至らない。

固定電話加入数及び加入率（2017～2021年）

出所：ITU World Telecommunication/ICT Indicators Database

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放送市場

地上放送ではMTRKが全国放送の基本4チャンネルを含めた26のチャンネルを運営している。うち14チャンネルは地域放送である。

衛星放送では、MTRKの総合チャンネルの他、複数の事業者がサービスを提供する。ケーブルテレビについては、Uzbekistan Cable Television等複数の事業者がサービスを提供している。

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重要政策動向

デジタル・ウズベキスタン2030

2020年3月、すべてのセクターと産業をカバーする国の広範なデジタル化戦略としてまとめられた。デジタルインフラ、電子政府、国内デジタル技術市場、ICT技術分野教育とトレーニング開発等が最優先戦略として進められる。同時に、地域間でのデジタルデバイド解消のため3年間のモデル地区デジタル化プログラムが実施される。

BPO（Business Process Outsourcing）を通じた輸出拡大

BPOを通じたITハブ化を目指しインフラ整備を進め、2022年11月までに15か所のBPOセンターが設立された。BPO推進でITサービス輸出拡大と若者の雇用創出効果を狙う。

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基礎データ集

国の基礎データ

政体

共和制

面積

44万7,400㎢

人口

3,408万人

首都

タシケント

公用語

ウズベク語

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経済関連データ

通貨単位

1スム（UZS）＝0.01円（2022年9月末）

会計年度

1月から1年間

GDP

692億3,890万USD（2021年）

出所：World Bank, World Development Indicators Database

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法律

通信	通信法、電気通信事業法
放送	無し

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監督機関

通信	情報技術・通信開発省
放送	情報技術・通信開発省

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