平成24年5月17日
中国総合通信局
中国総合通信局(局長:高崎 一郎)は、良好な電波利用環境ルールの維持・向上に努めるため、「STOP!不法電波 あなたの無線機、技適マークついてる?」をキャッチフレーズに、電波利用ルールに係る周知・啓発活動や不法無線局対策を集中的に実施します。
不法無線局(注1)、微弱無線機器、電子機器等から発射された電波が航空無線、警察無線、消防無線、防災行政無線、携帯電話など国民生活の安全・安心を支える重要無線通信(注2)に妨害を与え、社会生活に悪影響を及ぼしています。
このため、本年も6月1日から6月10日までを「電波利用環境保護周知啓発強化期間」として取り組みます。
多くの方々に対し、無線局免許の必要性、「技適マーク」の確認、国内で使用することのできない外国規格の無線機器への注意喚起、不法無線局の社会的影響等を周知します。
良好な電波利用環境の整備を推進するため、報道機関へ公開の共同取締りを実施するなど不法無線局の取締りを強化することとしています。
また、本年7月25日からパーソナル無線用の周波数帯は、携帯電話と共用することとなるため、不法パーソナル無線対策を強化します。
ア 不法パーソナル無線の移動監視
イ 不法パーソナル無線の使用者に対する警告文書・指導文書の発送
近年、電波利用の増大と多様化に伴い、一般の方々が生活の中で手軽に無線機器を利用できるケースが増加しています。このため、家電量販店、玩具店、自動車用品店やホームセンターなどで「免許を受けられない」、「違法になる」無線機器を誤って購入してしまう恐れがあります。
混信妨害等を生じない適正な無線機器には、技適マークが付いていますので、無線機器の購入にあたっては確認をお願いします。
技適マークについての詳しい説明はこちら
参考 :平成24年度電波利用環境保護周知啓発用ポスター[PDF 158KB]
(注1):不法無線局とは、総務大臣の免許を受けずに開設している無線局のことで、不法無線局を開設した場合、電波法第110条の規定により1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。
(注2):重要無線通信とは、電気通信、放送、警察、防災行政、消防、航空、船舶、気象、電気、鉄道等に係る無線通信をいいます。