平成20年4月4日
四国総合通信局
「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」
における平成20年度新規採択課題の決定
総務省は、戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の平成20年度新規課題の公募に対し応募があった300件の課題について、評価委員会による評価の結果を踏まえ、新規採択課題54件を決定しました。
四国総合通信局(局長: 一郎(たかさき いちろう))の管内では、地域ICT振興型研究開発課題について9件の応募があり、3件を採択しました。
1 採択課題
四国総合通信局管内の「地域ICT振興型研究開発」新規採択課題の課題名及び研究代表者、研究分担者、概要、研究期間は、次のとおりです。
課題名 (研究期間)
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研究代表者 |
研究開発の概要 |
研究分担者 |
TVを活用したプッシュ型地域情報配信システムの研究開発
(2年間) |
小林 真也(愛媛大学大学院) |
高齢者を含む住民が抱く犯罪や災害、医療・福祉等の不安を軽減するために、知的情報フィルタリング技術及び関心類推アルゴリズムの確立により、テレビ受像機を表示装置とした高齢者にも使いやすく地域密着性の高い情報配信サービスを実現する研究開発を行う。 |
高嶋 譲二(FAシステムエンジニアリング株式会社)
田村 基樹(FAシステムエンジニアリング株式会社)
宮田 大輔(FAシステムエンジニアリング株式会社)
武田 直樹(愛媛県工業技術センター)
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ICT活用によるデータ収集・自動解析を可能にする人工知能型栄養指導システムの開発
(2年間) |
久保田 賢(高知大学) |
複数の管理栄養士の知識や経験、実戦データに基づいた人工知能による「人工知能型栄養指導システム」を構築に関する研究開発を行う。さらに、ネットワークを通じて栄養指導現場へ導入することにより、場所や時間を選ばずに栄養指導データの解析結果の表示等を実現する。 |
片岡 浩巳(高知大学)
川上 華子(高知予防医学ネットワーク)
上田 友美(高知予防医学ネットワーク)
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長距離RFID利用時の電波障害の解明と改善
(2年間) |
松永 真由美(愛媛大学大学院) |
UHF帯のRFIDは長距離通信が可能で、物流や商品管理を高速化するとして期待されているが、多発する干渉等の電波障害の解決が急務である。本課題では、電磁界解析と実験により電波障害の発生原因を解明するとともに、障害推定シミュレータを開発して障害の改善方法を提案する。 |
松永 利明(福岡工業大学)
松岡 剛志(九州産業大学)
倉橋 真司(愛媛県工業技術センター)
重松 博之(愛媛県工業技術センター)
加藤 秀教(愛媛県工業技術センター)
堀内 健太郎(株式会社タケチ)
西内 正樹(株式会社タケチ)
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2 採択通知書交付日時等
次のとおり、松山市及び高知市で研究代表者に対し採択通知書の交付を行います。
併せて、研究代表者により研究開発の概要について説明していただきます。
(1) 「TVを活用したプッシュ型地域情報配信システムの研究開発」及び「長距離RFID利用時の電波障害の解明と改善」に係るもの
- 日時:平成20年4月15日(火曜日)午前11時からの定例記者会見後
- 場所:四国総合通信局内(松山市)
(2) 「ICT活用によるデータ収集・自動解析を可能にする人工知能型栄養指導システムの研究開発」に係るもの
- 日時:平成20年4月15日(火曜日)午前11時からの定例記者会見後
- 場所:高知県庁内 県政記者クラブ(高知市)
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