戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)は、情報通信(ICT)分野における競争的研究資金制度として、平成14年度からスタートしました。
本制度は、総務省が定めた戦略的な重点研究開発領域における目標を実現するために、国際競争力の強化、国民の安心・安全の確保、個の活力の増進、地域の活性化などに貢献して豊かなユビキタスネット社会を築く研究開発課題を支援し、我が国のICT分野の研究開発力を一層向上させることを目的として実施しています。
平成20年度の研究開発課題については、平成19年10月1日(月曜日)から10月31日(水曜日)までの間公募を行い、大学、民間企業、公的研究機関等に所属する研究者から、新規に実施する研究開発課題は、合計300件の応募がありました。
提案課題の審査においては、専門的知識を有する複数の評価者による評価(ピア・レビュー)及びプログラム毎に設置した評価委員会による総合的な評価からなる二段階の評価を実施し、その結果を踏まえて新規採択課題54件を決定しました。
「地域ICT振興型研究開発」の四国管内の案件については、四国の地域特性や経済に造詣の深い有識者による地域ICT振興型評価委員会(事務局:四国総合通信局)を開催し、評価を行いました。