いわて情報ハイウェイ |
1 目的 |
(1)県内どこからでも、公共情報や公共サービスが受けられる情報環境通信の実現
(2)多様な公共的情報通信システムを有機的に連携させる基幹的な情報通信基盤の整備
(3)先進的な情報化プロジェクトを実現するための前提となる情報通信基盤の整備
(4)県内の産業振興に向けての基礎となる情報通信基盤の整備 |
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2 システムの概要及び特徴 |
(1) |
専用線を利用したセキュアな環境の提供 |
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不正アクセスを排除する専用線を”8の字ループ”に整備することによってセキュリティを確保しているほか、回線の一元化による効率化を図っている。 |
(2) |
マルチメディアに対応する高速・大容量な環境の提供 |
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動画像の送受信や高詳細テレビ会議の利用を可能とするため、基幹ネットワークは平均38Mbps、支線系は15Mbpsの高速大容量回線を構築している。
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(3) |
質の高い公共サービスが受けられる環境の提供 |
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県内どこからでもアクセスできる環境を実現するため、総延長約670kmの光ファイバー及び県内14箇所のアクセスポイントを整備した大規模ネットワークとなっており、県内全市町村や大学等170箇所と常時接続している。 |
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3 構築スケジュール |
平成11年 8月 |
岩手県総合計画策定(いわて情報ハイウェイについて方針を示す) |
平成12年 2月 |
いわて情報ハイウェイ基本計画策定 |
平成12年 3月 |
構築着手(平成12年10月一部運用開始(県庁、岩手町間)) |
平成12年12月 |
県庁、地方振興局の運用を開始【基幹ネットワーク】 |
平成13年 4月 |
病院、大学間のネットワークの運用を開始【支線ネットワーク】 |
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4 活用方策及び提供アプリケーション |
分野 |
活用内容 |
医療・保健・福祉 |
●医療情報ネットワーク
・医療画像データベースの提供等
・高詳細TV会議システムを利用した遠隔医療支援の実施 |
防災 |
●防災情報システム
・気象予警報等の情報提供《58市町村、広域消防本部》
・岩手山火山情報等の周辺地域への提供 |
教育 |
●教育情報ネットワーク
・インターネット環境・電子教材等の提供《県立高校100ヶ所》 |
研究開発 |
●学術ネットワーク
・岩手大学、岩手県立大学、同大学宮古短期大学部、マリオス(マルチメディアセンター)に接続 |
行政 |
●TV会議システム
●行政情報システム
・データベース、E-Mail等を利用した行政の情報化・効率化の促進
●県・市町村ネットワーク
・専用メールシステムによる情報の共有化
●住民基本台帳ネットワーク |
県民情報 |
●防災・行政情報提供 |
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