総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【地域情報化】

第4章 地域情報化関連施策の動向 東北地域におけるIT推進の現状
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本編 データ編 資料編
chapter01 chapter02 chapter03 chapter04 chapter05 chapter06 chapter07
1.電子自治体整備のための地域公共ネットワーク整備
2.デジタル・ディバイドの解消
3.ネットワークコンテンツ・アプリケーションの充実
4.人材の育成
5.地域活性化
6.東北管内のテレトピア構想の状況
7.地域情報化モデル事業
8.各種支援施策の周知啓発等
全県的な情報通信ネットワークシステム
青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県

福島県 全県的な情報通信ネットワークの構築

広帯域基幹ネットワーク「うつくしま世界樹」
1 システムの概要及び特徴
 県民等と県との情報の共有や相互の意見交換を可能にするシステムを充実し、行政と住民との関係を一層緊密なものとするために、県の情報化指針である「うつくしまeビジョン〜イグドラシル・プラン〜」における、「情報システムの整備による地域の活性化と住民福祉の向上」、「県民があまねく情報システムの恩恵が受けられる環境の整備」、「電子県庁の実現による県民サービスの向上と開かれた県政の推進」の3つの整備理念のもと、地域住民等が電子行政サービスや情報ネットワークを活用した様々なシステムを県内どこでもあまねく享受できるような本県の高度情報通信社会のインフラとして、広帯域基幹ネットワーク「うつくしま世界樹〜SEKAIJU〜」の整備を行う。
 
2 概要及び特徴
(1) 地域住民等が、電子申請・届出や遠隔医療などのIT(情報通信技術)革命の恩恵を県内どこでもあまねく享受できるよう、県機関、県立学校及び市町村役場等を接続し、本県高度情報通信社会の基盤となる情報通信ネットワークシステムを整備する。
このため、最新の情報通信技術を活用した広帯域情報通信ネットワーク、インターネットシステム及びイントラネットシステムを構築する。
(2) 世界樹の基幹回線として、電子県庁の実現等による大量のデータ通信や、高度な情報通信システムに対応できる広帯域基幹ネットワークを構築する。本ネットワークは県庁(東分庁舎を含む。)と6基幹合同庁舎を広帯域の専用回線で接続するとともに、県機関及び市町村等を県庁及び各基幹合同庁舎へ接続する。
(3) 常時接続環境の実現によるインターネット利用の拡大や、映像配信の稼働等により、飛躍的に増加するデータ量へ対応するとともに、個人情報等を含む行政情報に対する高度なセキュリティに対応するために、新たにLAN(Local Area Network)を構築する。
 
3 構築スケジュール
平成12年度 「イグドラシル・プラン」策定、「うつくしま世界樹」の設計
平成13年度 県庁、基幹合同庁舎、県立学校52校のネットワークを整備、通用開始
平成14年度 単独出先機関、県立学校58校のネットワークを整備、通用開始
平成15年度 県立学校12校、警察署等35ヶ所のネットワークを整備、運用開始

4 活用方策及び提供アプリケーション
(1) 国と都道府県間で運用している「LGWAN(総合行政ネットワーク)」の県内分基幹回線として利用しており、今後、県内市町村との接続を図る。
(2) 現在、防災行政無線及び庁内LAN上で稼働している各種アプリケーションシステムを、順次、「うつくしま世界樹」に移行し、高速性・セキュリティを確保する。
(3) 庁内の電子文書交換に利用するほか、平成16年度からは、県民の電子申請・届出のバックホーン回線としても使用する予定
(4) 世界樹のネットワークを利用して提供するアプリケーションについては、年度毎に拡大を図ることとしているが、現在提供している主なアプリケーションは次のとおりである。
1.福島インターネットシステム
各種行政情報を提供するとともに、各種申請・届出書の様式のダウンロードサービスや議会中継及び大雨時の河川の水位情報等を提供する河川情報提供システム等を実施している。
2.うつくしま教育ネットワーク
県立学校や市町村立学校及び教育関係機関等を結びインターネットに接続することにより、各教科や総合的な学習の時間で活用している。等

「イグドラシル・プラン」が目指すサービスの将来イメージ図
 
イグドラシル・プラン


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