■作業名 |
基幹業務 福祉関連業務 児童福祉(保育以外) 現状分析(業務分析)作業(第2回) |
■日時 |
平成17年11月17日(木)
15:00〜17:00 |
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■場所 |
川口市役所5F大会議室 |
■参加者 |
職員:
児童福祉課 川辺課長補佐、池田主任、瀬切主任、増田主任 |
企業:【基幹】
日立製作所 榎本、大谷 |
■使った資料 |
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■概要 |
【作業の目標】
- 児童福祉業務(保育以外)について、第1回業務分析で作成した機能分析表(DMM:以下「DMM」という)を見直し、機能情報関連図(DFD:以下「DFD」という)の作成を通じて、現行業務の流れを可視化します。
【当日の流れ】
15:00〜15:10 作業内容および前回業務分析結果の説明(10分)
15:10〜15:30 DMMの確認(第1回業務分析の成果物と比較しながら)(20分)
15:30〜17:00 DFDの作成(90分)
【作業内容】
- 第1回業務分析で作成したDMMを基に、参加者間で階層1のDMMを第2回業務分析の実施前に整理していました。また、DFDは第1回業務分析時に作成した「手当給付」のみ、事前に整理しておきました。
- 第2回業務分析では、児童福祉業務が広範囲であることに鑑み、保育業務と保育業務以外に分けて、業務分析を行うこととしました。
- DMMの確認作業は、第1回業務分析で作成したDMMと事前に整理しておいたDMMを横に並べ、まず2つのDMM間の対応関係を説明し、機能の抜け漏れがないことを確認しました。
- 各機能単位での詳細な確認は、第1回業務分析でDFDを作成していた「手当支給」から開始しました。
- 「手当支給」のDMMは、第1回業務分析と事前に整理したDMMとの間に変更はなかったため、すぐにDFD上での情報の流れおよび流れる情報名の確認作業に移りました。
- 続いて、参加した職員の一人が乳幼児医療費助成を担当していたため、「医療給付」のDMMを確認しました。なお、その職員が事前に作成した乳幼児医療費助成のDMMを持参していたため、それを基に確認を進めました。
- 担当者が持参したDMMには、県への報告および補助金申請が機能として挙げられており、実際には「手当支給」にも同様の機能があることが分かりました。そこで、「手当支給」のDMMに機能を追加する必要がありましたが、既に8つの升目が埋まっていたため、一部の機能を集約することによって、DMMを修正しました。
- 「医療給付」には、乳幼児医療費助成、ひとり親等家庭医療費助成等、複数の事業を含んでいるため、1つずつ順に業務の流れを記載していきました。その際、乳幼児医療費助成の流れを赤色、ひとり親医療費助成の流れを黒色のペンで記載することによって、事業間の違いが明確になるようにしました。
- 「育成支援行動計画策定」「児童保護支援(相談)」機能については、それぞれの担当者が異なっており、残り時間が少なくなっていたため、同時並行でDMMの確認およびDFDの作成を進めていきました。
- なお、保育業務は別途分析することとしたものの、児童保育側の機能が1つにまとまる様子であったことから、最終的には保育と保育以外の分析結果を合わせ、児童福祉業務として整理することとしました。
【出てきた意見】
- 「児童保護支援(相談)」のDFD作成時に、当初は児童虐待に対する支援の流れのみを記載していきました。しかし、実際の業務範囲としてドメスティックバイオレンス(DV)への対応を含んでおり、業務の流れが全く異なるので表現しきれないのでは、との意見が出されました。そこで、業務を抽象化して考えた場合には、概ね児童虐待に対する支援の流れと同様の機能で表現されることを説明し、職員の納得を得た上で1つの機能に纏めることとしました。
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■成果物 |
- 業務説明表(1枚)・・・「根拠法令等」「所管課」欄について、確認しました。
- DMM(1枚)・・・階層1について、確認しました。
- DFD(1枚)・・・階層1について、保育以外の5機能のうち、児童健全育成を除く4機能分を作成しました。
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■ポイント |
- DMMの機能名称は、抽象度の高い表現になることが多く、一目見ただけでは具体的にどのような業務(事業)を含んでいるのか、把握し辛くなります。そこで、各機能が含んでいる業務(事業)をDMM上に記載しておくことによって、職員の理解促進につながると考えられます。
- 保育と保育以外に分けて分析したとはいえ、児童福祉業務は依然として広範な業務であるため、今回の分析では対象事業毎に対応する職員が変わっていました。中には急遽対応することになった職員もいたので、より円滑に分析作業を進めるためには、広く事業範囲を網羅できる形で、職員側の体制を準備しておくとよいと思います。
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