テーマ 8
ネットを介したコミュニケーションで気をつけたいこと
17アルバイト応募が招いた犯罪への加担
簡単で高収入なバイトに応募して

Uくんが卒業生のSNSを見ていたら、先輩の知り合いが投稿した「高額バイト」情報が。連絡してみたら、簡単な仕事で高校生でもOKとのこと。
SNSに投稿されたアルバイト情報の中には、犯罪の手伝いをさせられるなど、危険なものも潜んでいます。怪しげな情報に騙されないために、気をつけたいことは?
オレオレ詐欺など特殊詐欺の検挙人員のうち約2割が少年

警察庁『令和2年における特殊詐欺の認知・検挙状況等について』によれば、特殊詐欺での少年の検挙人員は491人(全体の18.7%)。その約8割が被害者からお金等を受け取る「受け子」で、受け子の5人に1人が少年です。受け子の報酬は中高生にはかなりの高額かもしれませんが、詐欺グループにとってはだまし盗った金額のごく一部にすぎず、捕まるリスクが高い使い捨て要員として、都合よく利用されているのが現実です。
中には、自宅を知られ、家族への危害を恐れて抜け出せなくなってしまったケースもあるそうです。犯罪者となって将来を台無しにするようなことに至らないよう、報道記事などを事例にして話し合ってみましょう。
