身近な人と一緒に考えよう
年齢にあわせたツールや使い方の設定はどのようにすれば良いのでしょう?

スマホのある生活の中で育ってきたZ世代、ネットで動画を楽しむことが特別ではなく育っているα世代、どちらの世代のこどもたちも、保護者世代とはデジタル機器やネットに対する感覚が全く違っています。

成長後に得た道具なら危険を意識することはできますが、こどもたちにとって、スマホなどは本やテレビと 同じ“当たり前の道具”で危機感は希薄。使い始めから高校生まで、こどもの安全を守るのは大人の役割です。

スマホを持っていないこどもに大人のスマホを貸すのなら
普段大人が使っているスマホをこどもに使わせてあげることはよくあると思います。ただ、専用スマホがないこどもに貸す場合、多くは年齢が低く、大人用をそのまま渡してしまうのはトラブルの元。一緒に使うのがベストですが、渡す前に小学生用フィルタリングを有効にできるよう、保護者のスマホにもフィルタリングの準備を!
機種変更後の契約切れ端末や中古端末を使わせるなら

保護者のお下がりや中古端末をこども用として再利用する家庭が増えています。家の中でWi-Fiに接続して使わせるのは、スマホを持たせる前の練習としても有効ですが、ともするとフィルタリングなどの“年齢に合わせた環境設定”を忘れがち。

無料で手軽なOS事業者提供サービス(右図)(下図)や、パソコンと同じフィルタリングサービス(アプリ)を利用するなど、使い勝手のよいものを選び安全な環境を設定してから使わせるようにしましょう。

もちろん、中古ゲーム機の安全設定も忘れずに!

㊟OSのバージョンアップができないほど古い機器については、セキュリティ上の不安もあるので、こどもに自由に使わせる際は注意しましょう。

ルールづくりと相談しやすい環境づくりも忘れずに!

どんなルールが適切かは、発達段階、使い方、環境などによりまちまち。
学校でも家庭でも話し合って決め、調整しながら守ることが大切です。

大人の感覚とこどもの感覚がまるで違うのですから、お互いの考えを知らないと収拾がつきません。年齢を問わず、約束は話し合いながら一緒に作ること。窮屈になったら守らないのではなく、話し合って再調整を繰り返しながら、自己管理できる大人を目指しましょう。

保護者の役割
  • ネットが苦手なら、こどもに教えてもらえばいい。
  • 人生経験が長いからこそできることもある。

こんな風に考えながらこどもを優しく見守り続けましょう

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