※VDT:Visual Display Terminalsの頭文字で、ディスプレイを持つ画面表示装置のこと。健康診断等でも使われる言葉なので覚えておくと役立ちます
長時間のVDT利用に関しては、子供たちの発達や成長を見守っている保護者や教職員のみなさんから、さまざまな心配事(たとえば、ストレートネック、スマホ巻き肩、スマホ老眼、エコノミークラス症候群、ブルーライトや睡眠不足による影響など)が寄せられています。
実は、「余分にしすぎていること」 よりも 「足りていないこと」 のほうが問題。頑張って利用時間を減らしても、不足を補わなければ意味がありません。そこで、次のように考え方をシフトチェンジしてみませんか?
スマホを触っている時間が多すぎる
対策 友人や家族などと話す・一緒に何かをする時間を増やす、動植物を育てる・面倒をみる
気づくとSNSやゲームをしている
対策 学びの時間を増やす(オンライン学習を含んでも良い)、寝る時間をちゃんと確保する
長時間、ごく近距離で小さな画面を見続けている
対策 遠くを見る時間を足す、まめに画面から目を離す、眼精疲労回復のためにたくさん寝る
座ったままなど、ずっと同じ姿勢でいる
対策 トイレに立つついでに軽く運動する、カラダを動かすゲームをする、気分転換に外出する
「人と人との触れ合いは、人が生きていくためには必須」 とも言われ、人との触れ合いが減って精神的なバランスがうまく保てなくなる人もいるようです。人とのつながりをSNSに求めることもできますが、「中にはイライラを発散するような人もいるし、余計なストレスが増えてしまうこともある」 という声も。不特定多数の文字中心のコミュニケーションには、リアルな触れ合いの代わりとしての限界があるのです。
おおぜいが集まるリアルな場では、初めて会った人とも知り合いになれたり、話したい人だけに耳打ちをしたり、公にはできない話題をヒソヒソ話すこともできますが、オンラインミーティングでは、そんな人間らしいコミュニケーションはなかなか難しく、中途半端なモヤモヤ感が残りがち。また、人との交流の欠如により社交不安が生まれると、ネット依存傾向が強まる可能性があるという調査結果もあるようです。
5G時代となり、VRの発達などで自宅に居ながら接客をしたり受けたりすることができるようになりました。メリットが多い映像と音声によるコミュニケーションであったとしても、目の前にいないことのリスクや不安はなくなりません。たとえマスクをつけたままでも、同じ場所にいるほうが安心なのです♥