テーマ 5

著作権に関して気をつけたいこと

10他者の権利を侵害する投稿・二次利用・ダウンロード

マンガを撮影し動画サイトにアップロード

マンガを撮影し動画サイトにアップロード

Kくんは、愛読している人気の連載マンガを撮影して動画サイトに投稿。それをSNSでつぶやくと、多くの人が視聴し、感謝のコメントももらいました。

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著作権法違反で自宅に警察が…

著作権法違反で自宅に警察が…

動画サイトの運営側から警告をうけましたが、好評なのでそのまま投稿を続けていたところ、Kくんは著作権法違反容疑で逮捕されました。

考えてみよう!

テレビ番組、映画、ライブ映像、音楽、書籍、キャラクターetc…世の中は誰かの著作物であふれています。それらを許可なく公開やアップロードしたら、どんなことになるでしょう?

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  • A

    著作権者の権利を侵害

    作者、脚本家、制作会社、演者、演奏者、歌手、作曲家、作詞家ほか、著作物には多くの権利者がいます。自ら購入したものでも、それを複製して許可なく公開・転載すれば権利侵害となります。

  • B

    スクリーンショットや画面録画は?

    動画やライブ配信を楽しみながらスマホの画面を撮影・録画する人もいますが、利用条件で撮影・録画が禁じられている場合もあり、それらをSNSに公開したり、交換・販売したりすれば著作権侵害となります。

  • C

    注意を受けたら素直に従う

    たとえ一部の人から感謝されたとしても「違法かも?」と思ったらしないこと。気づかずにやってしまったことでも、注意を受けたら「何で自分だけ?」等と考えずに自分の行動を省みましょう。

学べる!プチ動画 学べる!プチ動画

著作権者は法律で守られていることをもっと意識して

解説

 動画や写真を投稿するサイトは年齢を問わず人気ですが、子供たちがさまざまな著作物を無許可でアップロードしてしまい、著作権侵害となるケースが生じています。公開だけでなく、違法だと知りながら動画等の著作物をダウンロードした場合も(個人で楽しむ範囲でも)、違法として2年以下の懲役又は200万円以下の罰金(またはその両方)を科せられることがあります。これは営利目的でなくても適用されます。また、自分のSNSでプロフィール欄に有名人の写真を利用する、友人の写真や動画を許可なく掲載するといったことも肖像権等の侵害にあたりうるので注意しましょう。

 無料で使える曲や画像でも、利用の条件をしっかり読み、ルールに従った使い方をしなければなりません。

黒板消し

ワンポイントアドバイス「私的利用」であれば許可なく著作物を複製することは出来ますが、無許可で不特定または多数の目に触れるネットに公開するのは違法と理解しましょう。

動画コンテンツ集