2019年末からの新型コロナウイルス感染症流行により、新しい生活様式を意識した行動をとらざるをえなくなった私たち。「密閉」「密集」「密接」の、いわゆる“3密”を回避するため、「ステイホーム」や「ソーシャルディスタンス」を求められ、日常生活がガラリと変わりました。
コロナ禍は、インターネットが担う役割をも変え、急拡大させました。学びに、暮らしに、趣味や娯楽に‥‥この数年で大きく様変わりしたネットの使い方について、流れに身を任せるだけでなく、さまざまな角度から一度じっくりと考えてみませんか?
人が集まることや、リアルなコミュニケーションが難しいタイミングも多く、非対面でできるオンライン○○・リモート○○をはじめ、利用頻度が上がったものや新たな利用方法がどんどん増えています。以下に一例を挙げましたので、それぞれの特徴や利用の際の注意点などを話し合ってみましょう。
ネットで注文
・デリバリー
・テイクアウト
オンライン食事会
※孤食/黙食
※1人で黙って食べるため、動画などのネットの画面を見ながら食事をする人が増えたようです。
超高速+大容量の5Gの普及につれ、アプリやサービスはますます便利になっています。
でも、利用の際の注意点はまちまちです。どんなことに気をつけ、どんな設定で使えば安全なのか、さまざまな視点から見つめてじっくり考察してみることをお勧めします
画面に表示される情報が正しいとは限らない!
みなさんは、知っていますか?
興味のある記事を読んだり、気になるワードで検索したり──ネットを使えば使うほど、個人の趣味嗜好に合う情報・報道・コメント・広告が目立つようにどんどんカスタマイズされていきます。たとえば…
目にする情報がかたよることから、「自分は正しい」「自分の考えは常識」という感覚が強くなりがち。
結果、正義感を盾に過剰な攻撃投稿をする人もいますが、言葉の暴力や制裁に加担しないで!
さらに、情報そのものが誤っていることや意図的に作られたウソの情報であることも。目にした情報をうのみにせず、単に数の多さで判断せず、多角的に確認することが大変重要です。いろんな情報を積極的にチェックしましょう!
匿名は隠れ蓑にはならない
ネットの匿名性はもはや有名無実。個人が特定されて逮捕に至るような現状からも理解できますよね?!
一時の感情や流れに任せず、ほんの一瞬でいいので、毎回立ち止まって 「それ、実名でも投稿する?」と自問自答するクセをつけましょう。
デジタルタトゥーの軽視は禁物
ネットに刻まれた情報をなかったことにするのはほぼ不可能。バズったり炎上したりしなくても、進学・就職等に響いた人が!!
送信をタップした瞬間、文章も画像も動画も一瞬でアップされてしまう時代。人生の岐路で後悔しないためにも、SNSデビューと同時に気をつけるよう心がけましょう。
考えるためのヒント
ネットの特性はもちろん、個々のアプリやサービスの特性を探り、「どんな利用者」 が 「どんな環境」 で 「どのように使うか」 を想像しながら考察!
という感じで、いろいろ想像し、考えを巡らせてみましょう。アプリやサービスごとに、メリットと共に気をつけたい点が見えてくるはずです。そして、それぞれのアプリやサービスに、見つけたリスクを回避してくれるような機能があれば個別にしっかり設定しておきましょう。機能が追加されることもあるので、時折見直すことが大切です。
新しいアプリやサービス、新たな使い方は、これからも増え続けていきます。
じっくりと考え、設定を上手に活用し、安全&健全に使いこなしましょう!