会議資料・開催案内等



情報通信審議会 情報通信技術分科会 ITU−T部会
移動通信ネットワーク委員会(第13回) 議事概要



1  日時  平成16年3月30日(火)14時00分〜15時20分

2  場所  総務省8階 801会議室

3  出席者  (敬称略)
 専門委員   淺野 正一郎(主査)、浅見 徹、田中 良明、中野 豊
 関係者 石若 正基、五十嵐 敦、江田 紀一、江見 覚、小野 夏子、
加藤 芳章、木村 正二、神代 真琴、小森 秀夫、武田 幸子、
中村 寛、西山 竹志、濱井 龍明、部谷 文伸、日比 慶一、
藤原 雄彦
 事務局 金谷(総務省通信規格課長)、菅原(同課課長補佐)、
戸田(同課標準推進係長)、平野(同課標準推進係)
  (注) 関係者はITU−Tセクターメンバー等

4  議事
(1)  第8回SSG IMT会合(平成16年4月19日〜4月23日)の対処について
 会合出席予定者より第8回SSG IMT会合の対処方針・提出寄書について説明があった。
 勧告草案Q.SNFB(Services and Network Capabilities Framework of Network Aspects for Systems Beyond IMT-2000)のコンセントに向け、日本から勧告草案Q.SNFBの改訂に関する3件の寄書を入力することが報告された。審議の結果、3件の寄書案とも次回SSG会合に提出することが了承された。
  また、対処方針・提出寄書に関する質疑が行われ、主な内容は以下の通り。

NTTドコモの寄書案「Proposed modifications to section 7.11: PDNR Q.SNFB」について
本寄書案では、本文のSourceがモトローラになっているが、NTTドコモとの関係はどうなっているのか。
 
→  日本モトローラはITUのセクターメンバーではないが、TTC IP2のEditorだったため、今回の寄書案のSourceをモトローラにした。今回のSSG会合に日本モトローラが参加しないため、日本モトローラの代わりにTTC IP2の検討を踏まえているNTTドコモが、今回のSSG会合で寄書を説明することになった。寄書のSourceについては、モトローラと調整し、NTTドコモに修正することとする。

韓国の参加状況は、主管庁の方が多く参加しているのか。あるいはサムソン等の事業者の方が多く参加しているのか。
 
→  3GPP2に参加している韓国の方が参加している。SSG会合への寄書として、ETRIの寄書が1件、サムソンの寄書が3件出ている。

富士通の寄書案「Proposed additional description for service capability in Q.SNFB」について
寄書案中のSeamless serviceとは具体的にどういった内容なのか。Terminal-seamless serviceはローミングを含んでいるのか。
 
→  寄書案中のTerminal-seamless serviceは、端末の種類が変わってもコンテンツのデータ通信が利用できるようなサービスである。このようなサービスの例として、テレビ会議の途中に自動車の中で携帯を用いてテレビ会議に参加できるサービスがある。また、ローミングはNetwork-seamless serviceに含まれる。Content-seamless serviceが主な議論対象であり、アプリケーション層を支えるcapabilityを持つ技術を対象に議論している。

NECの寄書案「Proposed requirements for session management in Q.SNFB」について
寄書案には、端末・端末間のConnectivityの概念は含まれているのか。
 
→  寄書案では端末・端末間のConnectivityの概念を記述していないが、既に勧告草案Q.SNFBの違うセッションに含まれている。寄書案の図に記載しているとおり、端末・端末間が変わってもService Sessionは維持するということは含まれている。

SG再編による来会期のSSG会合について
次会期のSG再編に関して、SSGはNGNと統合せず独立のSGとする方針で対処する。
NGNとSSGを統合しようとする案がTSAGのSG再編の議論で出ているが、NGNとSSGを分離する理由を伺いたい。
 
→  IMT-2000 and beyondの活動はITU-R とITU-T の連携が重要であり、相互に対応するグループが明確にしておくべきと考える。また、NGNとSSGでは現状のネットワークが異なり、要求される技術条件・期待される時間フレーム等に違いもある。また、現在SSG で行っているVISION, 3GPP/3GPP2仕様の標準化、ハンドブックといった移動通信に特化した標準化作業を続ける必要がある。

(2)  その他
 次回会合は5月中を目途に開催することとし、詳細な日時及び場所は主査と事務局で相談の上、別途案内することとなった。

(3)  閉会


 
本件に関する連絡先: 情報通信政策局通信規格課標準推進係
 (電話 03−5253−5763)





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