(1 |
) SG6会合(6月14日−18日)の結果報告
関係者より、6月14日から18日までジュネーヴ(スイス)で開催されたITU−T SG6(屋外設備)会合について結果報告の説明があった。
ア |
勧告の成立状況
全体会合にて以下の5件の勧告草案がコンセントされ、代替承認手続にかけられることとなった。なお、これらのうち、L.63を除く4件の勧告草案については、7月28日又は9月5日に承認された。
(ア) |
L.59 |
「インドア敷設用光ファイバケーブル」 |
(イ) |
L.60 |
「メタル複合光ファイバケーブルの構造」 |
(ウ) |
L.61 |
「フローティング技術を用いた光ファイバケーブルの敷設」 |
(エ) |
L.62 |
「共有ネットワークにおいて複数オペレータで提供されるアンバンドルの実務的実地」 |
(オ) |
L.63 |
「屋外設備の安全手順」 |
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イ |
次会期の研究課題
SG6の研究対象を屋外設備だけでなく、それに関連するユーザビル内の設備まで拡大し、同SGの名称を「屋外及びそれに関連する屋内設備」に変更すること、次会期の研究課題として、新規2件、継続7件の研究課題がWTSA−04に提案されることとなった。
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(2 |
) SG5ラポータ会合(5月24日−28日)の結果報告
関係者より、5月24日から28日までラニオン(フランス)で開催されたITU−T SG5ラポータ会合について結果報告の説明があった。
ア |
WP1関連
(ア |
) 課題4、13(過電圧試験勧告の見直し、新規作成)
勧告草案K.pcpの技術的課題が基本合意され、次回のSG5会合においてコンセントすることが合意された。
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(イ |
) 課題10(対策ハンドブック)
さらなる事例追加、修正を実施した上で次回のSG5会合においてコンセントし、電子文章化に向けた作業を進めていくことが合意された。 |
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イ |
WP2関連
各課題について、次会期での検討課題について審議された。
(ア |
) 課題A、B
複数の広帯域システムからのエミッションとその予測方法。 |
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(3 |
) SG5会合(11月8日−13日)の対処方針案審議
関係者より、11月8日から13日までジュネーヴ(スイス)で開催が予定されているITU−T SG5(電磁防護)会合について対処方針案が示された。
今回の会合は、次会期の最初の会合であり、今後の検討に関する基本方針を審議する予定であることから、重要課題については、出席予定者から、寄書により意見を述べる旨説明があった。
なお、関係者より、勧告草案K.pcpについては、国内で技術基準化する場合は、雷害対策に対する責任に関する考え方、接地系の改善等の国内における取組方法等を考慮する必要がある旨の意見が述べられた。
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(4 |
) その他
ア |
ITU−T部会の結果報告
事務局より、8月17日に開催された第5回ITU−T部会の結果について、SG5及びSG6関係を中心に説明があった。 |
イ |
今後のスケジュール
次回(第15回)の委員会は、(次会期の)第1回SG5会合の結果報告及び第1回SG6会合の対処方針案の審議を議題として、12月8日に開催することとされた。また、第16回の委員会は、第1回SG6会合の結果報告及び第2回SG5会合の対処方針案の審議を議題として、平成17年4月〜5月に開催することとされた。
ただし、WTSA−04の結果により、ITU−T部会各委員会の次期体制が変更された場合又はSG5会合及びSG6会合のスケジュールが変更された場合は、別途、調整することとされた。 |
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