会議資料・開催案内等


情報通信審議会 情報通信技術分科会 ITU−T部会
ケーブル網・番組伝送委員会(第33回) 議事概要



  1.  日時
     平成20年4月10日(木)1750分〜1940

  2.  場所
     総務省 地下1階 総務省第2会議室

  3.  出席者(敬称略)
        (専門委員) 
       松本修一(委員会主査)、岩瀬宗彦、河合直樹、河村浩、岸上順一、北脇佐知子、小林哲、玉木規夫、丹康雄、西澤台次、野田勉、藤咲友宏、吉田光男(山口舜三 代理)
      (説明員)
       酒澤茂之、倉掛卓也、後藤良則、宮地悟史、松本壇、高橋玲、岡本淳
      (事務局)
       野崎(地域放送課技術企画官)、小鹿(同課長補佐)、加藤(同課開発係長)
      (注)説明員はWG主任等

  4.  議事
    (1) 外国寄書への対応について
       5月5日〜9日にジュネーブで開催されるITU−TSG9全体会合への対応として、酒澤WG主任よりITUに入力されている外国寄書に関する分析及び対処案について説明があり、WGで検討した対処案のとおり承認された。
     なお、今回コンセント承認が予定されている勧告案のJ.stb-specについては、特に重要な勧告案と位置付け、改めて内容精査を行うとともに以下の質疑等を踏まえた寄与文書を提出することとなった。

     主な質疑等については以下のとおり。
    J.stb-spec関連(次世代STBの構成要素の定義及びインターフェース仕様)
    アクトビラのようなTV端末も包含されるのか。受信機能を内蔵したTVは日本の方向性でもあるので、本勧告案の適用対象となる端末について、STB単体に限らずTV一体型のようなタイプも包含されるようにした方が良い。
    本勧告案で列挙されている対応放送方式の候補リストに関して、今後出現し得る新たなTV方式への対応も図れるようにした方が良い。
    J.rstedva関連(IPcablecom2に用いられるDOCSISモデムの音声アダプタに関する電源供給等に関する要求条件)
    現在、国内での適用は無いと思われるものの、国内製造メーカ等はどのような反応を示しているのか。
    関係企業等に照会中だが、照会開始間もないため今のところ不明。
    J.siptel関連(SIP加入電話付加機能定義)
    IPCablecom2関連勧告案は、北米の現状を考慮したSG9独自規定であり、国際動向及び日本のVoIP展開状況を鑑み、3GPP Common IMSとの整合を促す寄与文書の提出を検討する。
    その他
    今回が今研究会期の最後のSG9全体会合となるため、映像品質関係の勧告案など数多くのコンセント承認予定文書がITUに入力されている。しかし、必ずしも十分な内容の勧告案のみが入力されている訳では無いため、会合中では完成度向上に努め、十分なレベルに至らない勧告案については、その旨を会合で指摘していく予定。
       
    (2) 日本提出寄与文書について
       我が国から提出する寄与文書について、WG主任等より説明。
      セクターメンバー(日本電信電話株式会社)作成の「J.mmvofr(フルレファレンス環境における客観的なマルチメディア映像知覚品質測定)の標準化に関する提案」については、以下の質疑等を踏まえ、勧告案(J.mmvofr)のスコープの確認を行うとともに、日本寄書として入力する否か等、メール審議を行うこととなった。

     主な質疑等については以下のとおり。
      J.mmvofr関連
      今会合でコンセント承認が予定されているが、内容はコンセントに十分なものか。
    テクニカル面は問題無いと思う。しかし、まだ勧告案のドラフトがITUに入力されていない状況。
      J.mmvofrの対象には、ワンセグなど携帯電話のような小さい画面を持つものまで含まれているのか。携帯電話やワンセグ等にまでスコープが拡大される場合には、関係各位への確認が必要になる可能性が有る。ドラフトが入手できればARIBにて確認可能と思う。
    ドラフトが入手できていないためスコープ等、詳細不明であるが、勧告案のタイトルには「本書の適用範囲はSG9の所掌の範囲とする」旨は記されていない。ただし、本勧告案が属する研究課題としては、そもそもSG9の所掌の範囲内の課題を扱うことになっている。
       
    (3) SG9全体会合への対処方針について
       松本委員会主査より説明があり、了承された。
       
    (4) その他
       3月に開催されたSG9合同ラポータ会合の結果、IPTV特別委員会の設置、ITUの次期研究会期に向けた取組み状況等について、事務局から説明を行った。

  5.  今後のスケジュール等
    4月30日〜5月7日  IPTV−GSI(スイス)
    5月5日〜9日  SG9全体会合(スイス)
    6月、9月、12  IPTV−GSI
    次回の委員会:別途事務局より案内 

以上

本件に関する連絡先:
情報通信政策局地域放送課開発係
(電話:0352535809






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