平成23年度地方財政審議会（10月4日）議事要旨

平成23年10月4日（火）10時00分〜11時35分

地方財政審議会室

（委員）　神野　直彦（会長）　　佐藤　信　　木内　征司
　　中村　玲子　　松本　克夫

（説明者）　自治財政局　財務調査官　廣澤　英治

平成23年度都道府県・政令指定都市普通会計当初予算の状況について
　今回の議題は、平成23年度の都道府県・政令指定都市の普通会計当初予算の状況を取りまとめたことから、その内容を説明するものである。

標記の件について、説明を受け、質疑応答及び意見交換を行った。

（主な内容）

○　骨格予算及び暫定予算を編成している団体は何団体か。また、骨格・暫定予算を編成した団体については、どのように集計しているのか。
→　今年度は、統一地方選が実施された関係から、当初予算では19の団体が骨格・暫定予算を編成している。なお、一部の団体を除き、骨格・暫定予算を編成した団体については、肉付け後予算又は本予算の数値を用いて集計を行った。

○　普通建設事業費について補助事業費が増加し、単独事業費が減少している要因は何か。
→　平成23年度において、社会資本整備総合交付金の一部がその他の補助金等と合わせ「地域自主戦略交付金」とされたことに伴い、これまで単独事業として計上していた事業を補助事業へ移し替えたためである。

○　被災団体の震災関連補正予算の編成及び執行状況はどうなっているか。
→　被災団体については、国の補正予算等も踏まえ、平成22年度及び平成23年度において数次にわたり補正予算を編成し、復旧等に取り組んでいると聞いている。

○　福島県の財政調整基金及び減債基金が底をつくとの報道がなされたがどのような状況か。
→　福島県は、東日本大震災及びそれに伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故への対応のため、現時点では、本年度中に財政調整基金及び減債基金を全額取り崩す予定と聞いている。