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平成27年度地方財政審議会(3月1日)議事要旨

日時

平成28年3月1日(火)10時00分〜11時55分

場所

地方財政審議会室

出席者

(委員)堀場 勇夫(会長)中村 玲子  鎌田 司
   宗田 友子  植木 利幸
(説明者)自治財政局財務調査課 財政健全化専門官 桑原 健
     自治財政局地方債課  課長補佐   進  龍太郎

議題

(1)夕張市財政再生計画の変更の同意について
 今回の議題は、夕張市財政再生計画の変更の同意について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第10条第4項の規定に基づき、審議するものである。当計画の変更については、北海道夕張市より総務大臣あてに協議のあったものである。

(2)公営競技を行うことができる市町村の指定について
 今回の議題は、公営競技(競馬・競輪・競艇)を施行する市町村を総務大臣が指定・取消しするにあたり、競馬法第1条の2第3項、自転車競技法第1条第4項及びモーターボート競走法第2条第4項の規定に基づき、審議するものである。

資料

 議題(1)関係
 議題(2)関係

要旨

I 議題「(1)夕張市財政再生計画の変更の同意について」

標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な内容)

○夕張市において進めているコンパクトシティの進捗状況は。
→コンパクトシティについては、財政再生計画策定当初から中心地への集約化を進めている。整備した住宅については、全戸入居が決まっていると聞いている。また、夕張市には民間賃貸住宅が少ないことから、民間賃貸住宅を建設する事業者に補助金を交付するなどして、人口減少対策に取り組んでいる。

○夕張市に寄付として寄せられたふるさと納税の状況は。
→平成27年度では、最新時点で6,924件、1億9千万円の寄附が集まっており、昨年同期の2.2倍となっている。

○石炭博物館の入場者は適正に見込まれているのか。
→収支はまかなえると見込んでいる。また、石炭博物館は社会教育施設としての位置づけもあり、産炭地域の歴史を学ぶ施設としても貴重である。

II 議題「(2)公営競技を行うことができる市町村の指定について」

標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な内容)

○公営競技は自治体の財政への貢献を目的に行っているものであると思うが、例えば特別区競馬組合の場合、各区の一般会計への繰出しの額はどの程度あるのか。
→平成26年度決算で1区あたり3,000万円、23区全体で6億9,000万円の繰出しとなっている。

○特別区競馬組合のほか埼玉県都市競艇組合を除くと、経営状況が必ずしも良くないため、多くの施行者において地方財政への貢献を十分に果たせず、公営競技を維持管理していくため、競技を施行しているような印象を受けるが、どのような状況か。
→近年、売上が低迷しており経営改革に取り組んでいるものの、現状においては地方財政への貢献を十分には果たせていない。ただし、ここ数年売上が回復傾向にあり経営改善の明るい兆しが見えてきていることから、地方財政への貢献を早く実現できるように更なる売上増・経営改善を図っていくとのことであった。経営環境の改善の見通しは認められるため、指定に際しては、地方財政へ貢献
できるよう経営改善の着実な取組を促したい。

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