地方財政審議会議事要旨

日時

平成21年9月25日(金)10時00分〜12時00分

出席者

(委 員) 神野 直彦(会長)  池ノ内 祐司
       木内 征司  佐藤 信  木村 陽子

(説明者) 自治財政局財務調査課 課長補佐 神谷 俊一
       自治財政局公営企業課公営企業経営企画室 課長補佐 竹中 正博
       自治財政局財務調査課 課長補佐 山田 協
       自治財政局公営企業課 課長補佐 日向 和史
       自治財政局財務調査課 財政健全化専門官 深澤 正志

議題

(1)平成20年度決算に基づく健全化判断比率・資金不足比率の概要(速報)について
(2)平成20年度都道府県普通会計決算の概要(速報)について
(3)平成20年度市町村普通会計決算の概要(速報)について
(4)平成20年度地方公営企業決算の概況について
(5)夕張市財政再建計画の変更の同意について

要旨

(1)議題(1)健全化判断比率・資金不足比率の概要について

標記の件について、説明を受け、意見交換及び質疑応答を行った。

(主な質疑内容)

 実質公債費比率が早期健全化基準以上である団体について、北海道、沖縄などには複数の市町村があるが、これは都道府県の特定の施策と関連があるのか。
 災害復旧や離島に係る地域振興事業が影響をしており、県の特定施策というより、地域性や個々の団体の事情が反映しているのではないか。

 昨年度から今年度にかけてみてみると、健全化基準以上の団体数は減っており、様々な改善努力をされているとのことだが、制度的な要因はあるのか。
 地方債の繰上償還を行うことによって、実質公債費比率や将来負担比率が改善した団体がある。

 実質公債費比率を改善しようとした場合、小さな団体ほど時間がかかるものなのか。
 他の指標に比べると、改善に時間を要する場合もあるが、償還ペースによっては比較的短時間での改善がみられるケースもある。

(2)議題(2)から(4)まで平成20年度普通会計決算及び地方公営企業決算について

標記の件について、説明を受け、意見交換及び質疑応答を行った。

(主な質疑内容)

 都道府県の決算については、歳入では国庫支出金が、歳出では積立金がそれぞれ大きく増加しているが、これは国の経済対策に基づくものであり、積立金の増があっても財政状況が好転したとは言えない。

(3)議題(5)夕張市財政再建計画の変更の同意について

上記の議題について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な質疑内容)

 今回の計画変更では3億9千万円の歳出増としているが、一般財源はどのようにして確保しているのか。
 歳出の前年度繰上充用金を減することにより一般財源を確保している。

 夕張市は財政再生計画を策定することとなるのか。
 将来負担比率を除くいずれの比率も財政再生基準以上であり、財政再生計画を策定することとなるが、現行の再建計画は再生計画に引き継がれることとなる。

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