地方財政審議会議事要旨

日時

平成22年6月29日(火)10時00分〜11時50分

出席者

(委 員) 神野 直彦(会長)  佐藤 信  木内 征司
       中村 玲子  松本 克夫

(説明者) 自治税務局企画課 総務室長 吉武 啓次
       自治財政局地方債課 課長補佐 大井 潤

議題

(1)平成22年6月に譲与する地方譲与税(地方揮発油譲与税(地方道路譲与税を含む)、石油ガス譲与税及び自動車重量譲与税)の譲与について
(2)平成22年度第3四半期における当せん金付証票の発売許可について

要旨

I 議題「(1)平成22年6月に譲与する地方譲与税(地方揮発油譲与税(地方道路譲与税を含む)、石油ガス譲与税及び自動車重量譲与税)の譲与について」

  標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な質疑内容)

 各種譲与税の譲与月がバラバラであるのはなぜか。
 譲与団体において年度を通じて譲与される時期を平準化することを考慮したものである。
 なお、航空機燃料譲与税については譲与のための世帯数基礎数値を算定するために、約4か月程度要するため9月が最初の譲与となっている。

 譲与税の譲与基準は、一般財源化したにもかかわらず、道路の延長・面積のままなのはなぜか。
 譲与税原資となる地方揮発油税、自動車重量税の負担と地方団体が供給する道路、これにまつわる救急、交通安全などの行政サービスの受益には引き続き対応関係があるものと考えられる。したがって、これらのサービスの供給主体に対して、供給量に応じて税収を還元するという考え方にたって指標を検討した結果、従前と同じ道路の延長・面積を譲与基準として用いることが適当としたものである。

 地方揮発油譲与税と石油ガス譲与税で増減の幅が大きく異なる団体があるが、譲与制限が影響しているのか。
 譲与制限の制度は県・政令市分の地方揮発油譲与税にはあるが、石油ガス譲与税には無いことによるものである。

II 議題「(2)平成22年度第3四半期における当せん金付証票の発売許可について」

  標記の件について、説明を受け、審議の上、これを了承した。

(主な質疑内容)

 今回の事業仕分けを受けて、宝くじの売り上げが落ち込んでいるようだが、仕分け以前・以後でどのような影響があったか、分析しておくべきではないか。
 トレンドとしての売り上げの減少傾向に加え、そこからさらに落ち込んでいるものと考えられるが、分析可能かどうかも含め調べてみたい。

 宝くじの売り上げの低迷の要因として、宝くじが公のために役立っていないのではとして購入を控える場合と当せん金の割合が低く夢を感じなくなったとして購入を控える場合の2つが考えられるが、そのどちらか。
 どちらも要因としては考えられる。

 国際的に、あるいは他の公営競技との当せん者等への還元の比較をする場合には、単にみかけ上の当せん金等の比率だけでなく、当せん金等への課税の状況も含めて考えるべきであろう。

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