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第15回独立行政法人評価制度委員会 議事概要

日時

平成30年2月19日(月)15時30分から17時00分まで

場所

中央合同庁舎第2号館8階 第一特別会議室

出席者

(委員)野路國夫委員長、樫谷隆夫委員長代理、天野玲子委員、梶川融委員、金岡克己委員、栗原美津枝委員、高橋伸子委員、中村豊明委員、浜野京委員

(事務局等)山下行政管理局長、堀江官房審議官、栗原管理官他

議事

  1. 平成30年度から中(長)期目標期間が始まる法人の新たな目標案について
  2. 法人活性化事例について
配付資料

議事概要

(1)平成30年度から中(長)期目標期間が始まる法人の新たな目標案について、樫谷評価部会長より、昨年12月4日の委員会決定において目標策定に当たっての留意事項が示された法人を含め、全ての法人について適切に新目標案が策定されていることを確認した旨、説明が行われた後、審議が行われ、新目標案については委員会として「意見なし」とされた。委員の主な発言は以下のとおり。

○ 各法人にヒアリングを精力的に実施し、来期の目標設定について、第三者の視点を留意事項という形で提供したが、それが具体的に反映されたと考える。この委員会に期待されている役割は国民からの負託に応えることなので、その本来の目的に照らして十分な成果を上げることができ、その結果として委員会の指摘事項を十分反映していただいたということではないか。

○ 新目標について異論はない。法人にインタビューをして、場合によっては法人において気づいていなくても、実は強みだと思えることがあり、それを法人にフィードバックし、目標に反映していただいたとすれば、大変ありがたいことだと考える。今後はトップのリーダーシップで、目標をKPI等にも反映し、どういうリソースで、どういう組織体制で行っていくのか、実現に向けて是非工夫をしていただきたい。
 
○ 今回の中期目標や指標については、以前にも増して工夫が見られ、高く評価したい。前回委員会で指摘した法人についても真摯に検討され、かなりの部分を取り入れたことを感謝申し上げたい。
 
○ 府省との連携を意識している法人もある。これは非常に良い傾向だと思う。どんどん現場に出て、逆に主務省を動かすぐらいになると良いのではないか。国民全体のために、是非これからも世界に向けて連携していただきたい。
 
(2)目標や指標に工夫が見られる例について、事務局より資料に基づき説明が行われた後、出席者間において議論がなされた。委員からの主な発言は以下のとおり。
 
○ 地方公共団体や民間企業などへの支援を明記している例として、いくつかの法人の例が掲げられている。委員会決定を踏まえて目標を策定していると考えるが、今後は目標の趣旨を実現するために、現場を知ることも非常に大事なので、法人が職員を地方公共団体等に派遣したり、地方公共団体等の職員を受け入れたりすることも必要ではないか。

○ 法人の地方公共団体等への支援については、新しい目標の中に盛り込まれ、非常に大きな一歩ではないか。法人が現場を知ることは大事だが、そのためには理事長のマネジメントが重要。理事長が変わってもこういう流れを絶やさないように、次の理事長にも引き継いでいただきたい。
 
○ 一次情報に直接触れることが大切だと思うが、そのための人事交流は非常に重要な方策の一つではないか。主務省レベル、中央省庁レベルではすでにいくつか地方との人事交流が行われているが、法人についても同じような考え方で進めてはどうか。難しい面はあるかもしれないが、是非チャレンジしていただきたい。
 
○ 法人の長のリーダーシップを評価するのはなかなか難しいと思う。法人の長も一生懸命取り組まれていると思うが、これを誰が評価するのかと考えるときに、この委員会としても何らかの形で後押しできることがあると良いのではないか。
 
○ 国の政策にどれだけ法人として寄与していけるかを途中で把握できるようなアウトカム指標を設定することが、今後重要になってくるのではないか。
 
(3)経営努力の促進について、事務局より資料に基づき説明が行われた後、出席者間において議論がなされた。
 
(4)平成30年度から始まる中(長)期目標案に係る意見等の取りまとめに当たって、委員長より、各法人の長に対して今後取り組んでいただきたいことや委員会としての取り組み内容について、談話としてとりまとめたい旨、報告・説明があった。
 
(5)法人の活性化の取組として、国立科学博物館「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」代表の海部人類史研究グループ長より説明が行われた後、出席者間において議論がなされた。委員の主な発言は以下のとおり。

○ 組織を挙げてのプロジェクトとして、一致団結して物事が進んできたということで、大変興味深い。
 
○ 法人が自己収入を得たり、研究開発を実現したりしていくためのヒントをたくさんいただいたように思うが、それを内部で行っていくときに、このクラウドファンディングを選ぶところでどのような議論があったのか関心を持った。
 
○ 大変興味深いクラウドファンディングのチャレンジについて御紹介いただき、感謝する。研究分野をクラウドファンディングで行うことだけでなく、国立科学博物館のアクティビティを、若い世代やより多くの方に知っていただく良い機会ではないかと思う。
 
○ 興味深い話を御紹介いただき感謝する。博物館がこのような取組をどんどん行うと、若い人たちや大学にいる人たちも、自分もそのような研究をしたいと思うのではないか。是非これからもがんばっていただきたい。
 
(5)来年度の委員会の調査審議について
委員長より、来年度委員会では法人の長等の懇談や目標策定指針の改定等に向けた準備について、引き続き精力的に取り組んでいきたい旨、発言があった。
以上
 
(文責:総務省行政管理局独立行政法人評価担当)
 (速報のため、事後修正の可能性があります。)

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