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報道資料

平成29年12月11日

平成29年度行政書士試験における答案用紙の紛失

 平成29年11月12日に実施された「平成29年度行政書士試験」において、解答済み答案用紙2名分が紛失する事案が発生しました。
 総務省では、本日付けで、本試験の試験事務を行っている「一般財団法人行政書士試験研究センター」に対し、文書による厳重注意を行いました。
1 事案の概要
  平成29年11月12日に実施された「平成29年度行政書士試験」において、徳島県の徳島大学(じょう)三島(さんじま)キャンパス内会場で実施した同試験の解答済み答案用紙2名分が紛失する事案が発生しました。
  本試験は、一般財団法人行政書士試験研究センターが行政書士法(昭和26年法律第4号)に定める指定試験機関として都道府県の委任を受けて実施したものであり、総務省は指定権者として試験事務の適正かつ確実な実施を求めていたところですが、その取扱いが不適切であったために本事案が生じたものです。
 
2 一般財団法人行政書士試験研究センターの対応状況
  一般財団法人行政書士試験研究センターにおいて、平成29年11月16日に徳島大学(じょう)三島(さんじま)キャンパス内会場の答案用紙の確認作業を行ったところ、同会場の受験者2名分の答案用紙が紛失したことが判明しました。
  一般財団法人行政書士試験研究センターでは、総務省及び徳島県に対し、直ちに紛失の旨を報告するとともに、これまで捜索を続けてきましたが、現時点まで所在を確認できていません。
 
3 総務省の対応
  総務省では、平成29年12月11日付けで、一般財団法人行政書士試験研究センター理事長 磯部力に対し、文書による厳重注意を行い、併せて、該当受験者へ謝罪し、不利益が生じることのないよう再試験の実施等の適切な措置を講じるとともに、本事案の原因を究明し、再発防止対策を検討のうえ、その具体的な内容を報告するよう指示しました。
 
 
 
(参考1)行政書士試験
  行政書士試験は、行政書士法第3条の規定に基づき、毎年1回実施しているもので、同法第4条の規定に基づき、総務大臣が指定する指定試験機関(一般財団法人行政書士試験研究センター)が試験の実施に関する事務を行っています。
  試験は、択一式(マークシート)及び記述式で、出題数は全60問です。
  平成29年度は、11月12日に全国57会場において試験が実施され、40,447名が受験しました(徳島大学(じょう)三島(さんじま)キャンパスの受験者は203名)。
 
(参考2)一般財団法人行政書士試験研究センター
  一般財団法人行政書士試験研究センターは、行政書士の業務及び行政書士資格にかかわる試験制度について調査研究を行い、その成果を普及するとともに、行政書士試験の実施等を行い、もって行政書士の資質の向上を図り、行政書士制度の改善、発展に寄与することを目的として、平成12年4月に設立されました。
  同センターは、総務大臣の指定を受け、平成12年度から行政書士試験の施行に関する事務を行っています。
連絡先
総務省自治行政局行政課
担当: 山口専門官、手塚行政書士係長、新井事務官
電話: (代表)03-5253-5111
     (直通)03-5253-5510
FAX: 03-5253-5511

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