総務省情報通信政策研究所は、平成28年2月から「AIネットワーク化検討会議(旧称:ICTインテリジェント化影響評価検討会議)」(座長:須藤 修 東京大学大学院情報学環教授)を開催しています。
今般、同検討会議において、報告書2016「AIネットワーク化の影響とリスク−智連社会(WINS(ウインズ))の実現に向けた課題−」が取りまとめられましたので、公表します。
総務省情報通信政策研究所は、平成28年2月から「AIネットワーク化検討会議(旧称:ICTインテリジェント化影響評価検討会議)」(注1)を開催し、AIネットワーク化(注2)に関し、目指すべき社会像、AIネットワーク化の社会・経済への影響・リスク、当面の課題等について検討を行ってきました。
同年4月15日に中間報告書「AIネットワーク化が拓く智連社会(WINS(ウインズ))−第四次産業革命を超えた社会に向けて−」を公表しましたが、その後も継続的に検討を行ってきました。今般、これまでの検討状況を報告書として取りまとめましたので、公表します。
(注1)当検討会議の名称は、3月に開催された第2回会合において、AIネットワーク化を重視する観点から変更されました。
(注2)AIネットワークシステム(人工知能(AI)を構成要素とする情報通信ネットワークシステム)の構築及びAI相互間の連携等AIネットワークシステム
の高度化をいいます。
AIネットワーク化の進展が産業構造や雇用にもたらす影響を概観した上で、AIネットワーク化の進展を通じて目指すべき社会たる「智連社会」における人間像に関し検討。
AIネットワーク化が社会にもたらす影響に関連し、(1)AIネットワーク化の進展が社会にもたらす影響を評価するための指標、(2)豊かさや幸せを評価するための指標に関し、検討の方向性を整理。
リスク・シナリオ分析の枠組みを示した上で、ロボットを題材にしてリスク・シナリオ分析の具体例を試行的に提示。