報道資料
平成29年7月7日
情報通信政策研究所
「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
総務省情報通信政策研究所は、東京大学大学院情報学環 橋元良明教授ほかとの共同研究として「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を実施し、その報告書等を取りまとめましたので公表します。
1 背景・目的
本調査は、インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞、雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにすることを目的として、東京大学大学院情報学環 橋元良明教授ほか※との共同研究により平成24年から毎年実施している調査です。(今回で5回目の調査)
※ 東京経済大学コミュニケーション学部准教授 北村智氏、東京大学大学院情報学環助教 河井大介 氏
2 調査報告書の主なポイント
- 1日当たりのテレビ(リアルタイム)視聴時間は平日168.0分(概ね減少傾向)、休日225.1分(前年より減少)。インターネット利用時間は平日99.8分、 休日120.7分(ともに増加傾向)。
- 過去5年間のテレビ(リアルタイム)視聴時間の傾向を年代別で見ると、10〜20代:概ね減少傾向、30〜50代:傾向が定かでない、60代:高い水準で一定。インターネット利用時間は、各年代で概ね増加傾向。
- 1日当たりのインターネット利用時間の内訳を見ると、平日はメールが最も長く(30.1分)、次いでソーシャルメディア(25.0分)。休日はソーシャルメディアが最も長い(32.7分)。
- 1日当たりのモバイル機器からのインターネット利用時間は平日61.3分(継続的に増加)。
- スマートフォンの利用率は、前年の68.7%から71.3%に増加。
- 主なソーシャルメディアの利用率※は、前年の66.5%から71.2%に増加。
- メディアとしての信頼度は、新聞70.1%、テレビ65.5%、インターネット33.8%、雑誌20.5%で順位変わらず。
※ 平成24年から調査対象としている6つのソーシャルメディア(mixi、Facebook、GREE、Mobage、Twitter、LINE)のいずれか1つ以上を利用している率
3 添付資料
<関係資料>
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