総務省は、電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)の規定による電気通信事業者からの報告等に基づき、平成27年度第1四半期(6月末)の電気通信サービスの契約数及びシェアについて、別紙のとおり取りまとめましたので公表します。
注1:移動系通信の契約数については、特段の記載がない限り、グループ内取引調整後の数値。
注2:移動系通信の契約数におけるグループ内取引調整の考え方については、以下のとおり。
(「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」における移動系通信の契約数等に関する公表方法の見直しについて)
注3:平成27年度第1四半期(6月末)の契約数等については、平成27年4月1日付けのソフトバンクモバイル(現ソフトバンク(同年7月1日付けで社名変更))、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム及びワイモバイルの合併を反映した数値となっている。
携帯電話の契約数は1億5,422万(前期比+1.0%、前年同期比+4.8%)、移動系通信(携帯電話、PHS及びBWA。以下同じ。)の契約数は1億6,078万(前期比+0.8%、前年同期比+3.9%:単純合算では1億8,947万)となっています。
3.9世代携帯電話(LTE)の契約数は8,275万(前期比+4.7%、前年同期比+33.7%)、PHSの契約数は417万(前期比▲4.2%、前年同期比▲21.4%)、BWAの契約数は3,088万(前期比+17.8%、前年同期比+107.0%)となっています。
移動系通信の契約数における事業者別シェア(グループ別)は、NTTドコモが43.3%(前期比+0.3ポイント、前年同期比+1.1ポイント:単純合算では36.7%)、KDDIグループが28.9%(前期比+0.1ポイント、前年同期比+0.5ポイント:単純合算では32.2%)、ソフトバンクグループが27.8%(前期比▲0.5ポイント、前年同期比▲1.6ポイント:単純合算では31.1%)となっています。
MVNOサービスの契約数※は1,155万(前期比+8.3%、前年同期比+29.0%)、移動系通信の契約数に占める比率は7.2%(前期比+0.5ポイント、前年同期比+1.4ポイント)となっています。
※ MNOであるMVNOの契約数を除いた数値。
固定系ブロードバンドサービスの契約数は3,761万(前期比+0.6%、前年同期比+2.8%)となっています。
FTTHの契約数は2,758万(前期比+1.1%、前年同期比+4.7%)、FTTHの契約数における事業者別シェアは、NTT東西が69.5%(前期比▲0.3ポイント、前年同期比▲1.2ポイント)、KDDIが12.8%(前期比+0.1ポイント、前年同期比+0.4ポイント)、ケイ・オプティコムが5.7%(前期比±0ポイント、前年同期比▲0.1ポイント)、九州通信ネットワークが1.3%(前期比、前年同期比ともに±0ポイント)、その他電力系事業者が2.0%(前期比±0ポイント、前年同期比+0.1ポイント)となっています。
固定系超高速ブロードバンドサービス※の契約数は3,093万(前期比+1.2%、前年同期比+5.3%)となっています。
※ FTTH及び通信速度下り30Mbps以上のCATVインターネットの合計。
固定電話の契約数は5,588万(前期比▲0.1%、前年同期比▲0.6%)となっています。
固定電話の契約数におけるNTT東西のシェアは71.8%(前期比▲0.5ポイント、前年同期比▲1.7ポイント)となっています。
IP電話の利用番号数は3,777万(前期比+1.7%、前年同期比+7.6%)であり、このうち、0ABJ番号の利用数は3,021万(前期比+1.8%、前年同期比+8.2%)となっています。
0ABJ番号の利用数における事業者別シェアは、NTT東西が57.0%(前期比▲0.9ポイント、前年同期比▲3.0ポイント)、KDDIが33.6%(前期比+0.5ポイント、前年同期比+2.0ポイント)となっています。
固定電話から0ABJ−IP電話を除いた契約数は、2,567万(前期比▲2.3%、前年同期比▲9.3%)となっています。
MNO | 電気通信役務としての移動通信サービス(以下単に「移動通信サービス」という。)を提供する電気通信事業を営む者であって、当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設(開設された無線局に係る免許人等の地位の承継を含む。以下同じ。)又は運用している者。 |
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MVNO | ①MNOの提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して、移動通信サービスを提供する電気通信事業者であって、②当該移動通信サービスに係る無線局を自ら開設しておらず、かつ、運用をしていない者。 |
グループ内取引調整 | MNOが、同じグループに属する他のMNOからMVNOの立場で提供を受けた携帯電話やBWAのサービスを、1つの携帯電話端末等で自社のサービスと併せて提供する形態について、2契約ではなく1契約としてカウントするもの。例えば、KDDIグループ及びソフトバンクグループにおけるLTE・BWAの両方の周波数に対応する携帯電話端末等に係るサービスが対象。 |
ブロードバンドサービス | FTTHアクセスサービス、DSLアクセスサービス、CATVアクセスサービス、FWAアクセスサービス、BWAアクセスサービス及び3.9世代携帯電話アクセスサービス |
FTTHアクセスサービス | 光ファイバー回線でネットワークに接続するアクセスサービス(集合住宅内等において、一部に電話回線を利用するVDSL等を含む。) |
DSLアクセスサービス | 電話回線(メタル回線)でネットワークに接続するアクセスサービス(ADSL等) |
CATVアクセスサービス | ケーブルテレビ回線でネットワークに接続するアクセスサービス |
FWAアクセスサービス | 固定された利用者端末を無線でネットワークに接続するアクセスサービス |
BWAアクセスサービス | 2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム(WiMAX等)でネットワークに接続するアクセスサービス |
3.9世代携帯電話アクセスサービス | 携帯電話等を用いて3.9世代移動通信システム(LTE)でネットワークに接続するアクセスサービス |
各ブロードバンドサービスの都道府県別契約数等の詳細については参考資料のとおりです。