本日、情報通信審議会情報通信技術分科会(分科会長:坂内 正夫 国立情報学研究所所長)において、「920MHz帯電子タグシステム等に関する技術的条件」の審議が開始されることになりました。
1 審議開始の背景
950〜958MHzの周波数帯を用いた950MHz帯電子タグシステム等(パッシブタグシステム及びアクティブ系小電力無線システム)については、生産・物流分野における物品管理等で利用されており、今後、電力・ガス分野におけるスマートメーター等での利用拡大が期待されています。
一方、「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」とりまとめ(平成22年11月30日)において、900MHz帯における周波数再編の基本方針として、スマートメーター等の導入に向け5MHz幅を拡充するとともに、欧米での割当て状況を踏まえ、国際競争力強化の観点から915〜928MHz(以下「920MHz帯」という。)に移行するとされたところです。
このような背景を踏まえ、920MHz帯電子タグシステム等に関する技術的条件の審議を開始するものです。
2 審議内容
「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」(平成14年9月30日情報通信審議会諮問第2009号)のうち「920MHz帯電子タグシステム等に関する技術的条件」について、審議が行われます。
3 今後の予定
平成23年6月頃に一部答申を受け、その後、関係規定の整備を行う予定です。