総務省は、本日、情報通信審議会(会長:内山田 竹志 トヨタ自動車株式会社取締役会長)から、平成21 年7月28 日付け諮問第2029 号「ITS 無線システムの技術的条件」のうち「700MHz 帯高度道路交通システムの高度化に関する技術的条件」について一部答申を受けました。
1 背景
700MHz 帯高度道路交通システムは、路車間サービスを提供する基地局と、路車間サービス及び車車間サービスを利用する車載器で構成され、同システムの搭載車については、平成27 年10 月に市販が開始されたところです。
同システムにより交通事故のさらなる抑止を促すためには、車載器のみならず路側機も含めて同システムの普及を促進するとともに、安全運転支援に係るサービスの多様化を図ることが必要とされています。また、近年、自動走行に関する研究開発等の進展に伴い、
様々な道路交通情報の適時取得に対するニーズも高まりつつあります。
このような状況の中、同システムを高度化し、道路交通情報の広域提供や強靱なITS インフラの構築を可能とするため、路路間通信の導入について、既存無線局への影響等を考慮しつつ、必要な技術的条件について審議が進められてきたところ、本日、その審議の結果として一部答申を受けました。
2 一部答申の概要
一部答申の概要は、
別紙
のとおりです。
3 今後の予定
総務省では、本一部答申を踏まえ、関係規定の整備を速やかに行う予定です。
【関係報道資料】