本日、バンコク(タイ王国)において、総務省と情報通信技術省(電子取引開発庁)の間で、「国際連携によるサイバー攻撃予知・即応プロジェクト」(※)に関して日・タイ間で連携していくことを確認しました。
1 連携の概要
日本の総務省とタイ王国の情報通信技術省(電子取引開発庁)は、本日、バンコク(タイ王国)において、国境を越えるサイバー攻撃にともに対処するため、サイバー攻撃の観測データの共有や解析など情報セキュリティの研究開発について連携していくことを確認しました。具体的には以下のとおりです。
(1)知識や経験の共有と発展
(2)連携した取組の実施に向けた専門知識の交換
(3)研究開発、ワークショップ開催等の共同活動の実施
(4)現状及び将来の活動の情報交換
(5)更なる連携強化の促進
この連携は、総務省が実施する「国際連携によるサイバー攻撃予知・即応プロジェクト(PRACTICE)」の一環です。PRACTICEプロジェクトにおける国際連携は、インドネシア共和国、米国、モルディブ共和国に次いで、今回のタイ王国が4か国目になります。
2 今後の予定
総務省は、今後もPRACTICEプロジェクトにおける連携国の増加に向け、活動を行います。本年は日ASEAN交流40周年の節目に当たり、9月には「日ASEANサイバーセキュリティ協力に関する閣僚政策会議」が開催予定であることから、ASEAN諸国との連携を重視して活動を進めていく予定です。
※ サイバー攻撃に関する情報を収集・分析の上、情報共有を行い、サイバー攻撃発生の予知・即応を可能とする技術を確立するプロジェクト。英文名称:PRACTICE (Proactive Response Against Cyber-attacks Through International Collaborative Exchange)。