昨今における官公庁や大企業等を狙ったサイバー攻撃の増加を受け、総務省では、官公庁・大企業等のLAN管理者のサイバー攻撃への対応能力向上のため、実践的サイバー防御演習(CYDER※1)を実施します。
※1 CYDER:CYber Defense Exercise with Recurrence
1 背景
昨今、官公庁や大企業等を狙った標的型攻撃※2等の新たなサイバー攻撃は、ますます巧妙化・複合化する傾向にあり、機密情報の漏えい等の被害は甚大なものとなっています。新たなサイバー攻撃に関する対策は、攻撃手法の解析が困難であることや攻撃を受けた後の対処が確立されていないこと、LAN管理者の対処能力が不足していることが指摘されている等、充分とは言えない状況です。
このような状況を踏まえ、総務省では、官公庁・大企業等のLAN管理者のサイバー攻撃への対応能力の向上を目的として、職員数千人規模の組織内ネットワークを模擬した大規模環境を用いた実践的なサイバー防御演習を、国内で初めて実施します。
※2 標的型攻撃:特定の組織や個人を標的に複数の攻撃手法を組み合わせ、執拗かつ継続的に行われる攻撃
2 概要
○ 日程
第1回演習を平成25年9月25日(水)及び26日(木)に実施。以後、今年度内に計6回の演習を予定。
○ 参加者(予定)
中央省庁、独立行政法人、民間企業等のLAN管理者
3 参考
本演習は、総務省平成24年度補正予算「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習」の一環として実施。「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習」はサイバー攻撃の解析、防御モデルの検討、実践的な演習の3つの要素で構成される施策。