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報道資料

平成27年4月10日

インターネットバンキングに係るマルウェアへの感染者に対する注意喚起の実施

 近年、コンピュータのマルウェア感染を原因とするインターネットバンキングの不正送金被害が増加し続けており、これを踏まえて、我が国においてインターネットバンキングに係るマルウェアの駆除作戦が行われます。
 総務省は本作戦に協力し、「官民連携による国民のマルウェア対策支援プロジェクト(プロジェクト名:Advanced Cyber Threats response InitiatiVE(略称「ACTIVE」))」を通じた感染者への注意喚起を実施します。
 ※マルウェア:悪意のあるソフトウェアの総称であり、コンピュータに感染することによって、不正送金や情報窃取などの遠隔操作を自動的に実行するプログラムのこと。

1 経緯等

 近年、インターネットバンキングを通じた不正送金事案が多発しており、昨年一年間の被害総額が前年の被害額を上回る等、その被害も拡大傾向にあります。
 不正送金事案の多くはコンピュータへのマルウェア感染が原因であり、これらの不正送金事案への対策として、警視庁においてインターネットバンキングに関するマルウェア(VAWTRAK)の駆除作戦の実施について発表がありました。
 本作戦により、感染端末の特定が可能になることから、総務省は安心・安全なネットワーク環境の実現を図るため、本作戦への協力として、一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議と連携し、当省が実施しているプロジェクト「ACTIVE」を通じて、当該マルウェアに感染している利用者への注意喚起を行います。
 

2 実施内容

 本作戦において得られた当該マルウェアへの感染端末に関する情報を元に、「ACTIVE」の取組を活用して、一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議から、国内インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)事業者に対して感染者に関する情報提供を行い、各ISP事業者から利用者への注意喚起を実施します。(別紙PDF参照)
 
連絡先
情報流通行政局情報流通振興課
 情報セキュリティ対策室
 (担当:堀川課長補佐、本田係長)
 電話:03-5253-5749(直通)
 FAX:03-5253-5752

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